あの日の明け方のテレビ映像は忘れられません。
阪神・淡路大震災
あの日は朝から編集スタジオに入らなくてはならず
しかし前日も忙しかったのでなんだか早く起きたのか
あるいは眠らなかったのか…
臨時ニュースでまだ明けきらぬ神戸上空からの空撮映像で
神戸の各所で火の手が上がっていて
いったい何が起こったのかと出がけに見入っていました
もちろん速報で大地震が関西を襲った事は理解してはいましたが…
スタジオについて仕事もしながらですが
そこにいる全員の関心はもちろん大地震のこと
とくにスタッフに神戸出身者がいたので
彼は繋がらない実家への電話を何度もトライしていました
スタジオのテレビに映っていたのは
まるで怪獣映画で壊されたミニチュアの街のように
めちゃくちゃになった神戸の街でした
朝の段階ではまだ燃えているところもいくつもあり…
煙がもくもくと上がり…
倒壊しているビル…
延々と倒壊している高速道路…
切れ目にひっかかっている観光バス…
そしてそこには空撮映像ではわからない
数多くの人たちの命も一緒に失われていったのですね

死者6,000名以上…
言葉になりません
今はただただ鎮魂を祈るばかりです
そして1995年という年は
もうひとつ大きな事件が東京でも起きたのです
それはまた3月20日に書きたいと思います
すべての魂にただただ深く安らかなれと…