宮島の鹿問題 | james.k

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福岡県民のモラル向上のために活動中!飲酒運転!犬猫の殺処分!ワースト返上!動物虐待は凶悪犯罪に繋がる!声無き動物たちのために福岡から愛と勇気を拡散します♪

5/3~5の期間で宮島の鹿問題に取り組んできました。
宮島の現状を自分の目で確認して、現地で活動されている方々に直接お話をうかがってきました。
一度や二度いっただけで、宮島の実態を把握することは不可能だと思いますが、今回視察してきたことを報告致します。

james.k  ☆5/26(日)動物愛護(犬猫の殺処分、被災動物、動物実験、等)パネル展&チラシ配り@博多!!開催決定!参加者大募集!!-Simplog

GWということもあり、国内だけではなく世界中からたくさんの観光客が訪れていました。
宮島に渡って一番に感じたことは人の多さと露店(出店)の多さです。
食べ物や飲み物が大量に消費されている一方で、ゴミ箱などの設置がほとんどありません。「ゴミは持ち帰って下さい」というスタンスだとは思いますが、心ない観光客がゴミを棄てたりタバコの吸い殻を棄てたりしていました。
問題は、そのゴミやタバコの吸い殻を鹿たちが食べているということです。
市街地にいる鹿たちは、人間が食べるものを餌として食べているので同じ臭いの着いているゴミを食べてしまうのです。
宮島には500頭ほど生息していて、市街地に住み着いているのは50頭ほどです。市街地の鹿は明らかに毛並みが悪く病気であることが見てとれました。

james.k  ☆5/26(日)動物愛護(犬猫の殺処分、被災動物、動物実験、等)パネル展&チラシ配り@博多!!開催決定!参加者大募集!!-Simplog


james.k  ☆5/26(日)動物愛護(犬猫の殺処分、被災動物、動物実験、等)パネル展&チラシ配り@博多!!開催決定!参加者大募集!!-Simplog


病気の原因は、食べてはいけないものを食べているからです!観光客から奪って食べる!観光客が与える!ゴミを棄てる、棄てたゴミを拾って食べる!
自治会や行政がゴミに関して何も対処しなかった訳ではありませんが、結果的には改善されなかったのです。
宮島の鹿愛護会はイベント時にごみ拾いボランティアを行っています。今回も市街地をくまなく歩いて拾うのと、定置で観光客から回収する方法で行いました。

james.k  ☆5/26(日)動物愛護(犬猫の殺処分、被災動物、動物実験、等)パネル展&チラシ配り@博多!!開催決定!参加者大募集!!-Simplog
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あっという間にゴミで一杯になります。
この0.75tトラックに積まれているのは1日分です。
でも勘違いしないで欲しいのは、市街地にゴミが溢れかえっている訳ではありません。確かにゴミは棄てられていますが、メチャメチャな状態ではありません。
あれだけ多くの観光客がいて、あれだけ多くの露店があり 食べ歩いているわりにはキレイな方だと思います。
やはり厳島神社をはじめ神社仏閣の聖地だからだと思います。

james.k  ☆5/26(日)動物愛護(犬猫の殺処分、被災動物、動物実験、等)パネル展&チラシ配り@博多!!開催決定!参加者大募集!!-Simplog

2007年に広島県廿日市市が市街地の鹿を山へ移そうと「餌やりの禁止の徹底」「鹿せんべい禁止」を行いました。本年度、協議会が5年間の研究結果で新たな対応が決定するらしいです。

市街地に住んでいる鹿をみて、健全に幸せに暮らしているとは思えませんでした。病的でエネルギーの低い鹿が目についたのが現状です。
地元の方とお話をしているときに「鹿は病気だから素手でさわらない方がいいよ」と言われました。
私が「地元の方は鹿の存在をどう思ってますか?」と尋ねると「居なくていい。と言う住人が多いよ」とも仰られていました。
正直、私たちは部外者なんです。よそ者が、ちょっと観たり聞いたりしたことで島の人達や行政のことを批判したりすることは控えなくてはいけないと思います。
鹿愛護会の方々は、長い時間と労力を重ね活動を続けられています。鹿を救いたい、鹿を幸せにしてあげたい。熱い想いだけで頑張られています。本当に頭が下がります。

ユネスコの世界遺産であり、日本を代表する私たちの遺産でもある宮島。そして「神鹿」として崇められてきた鹿たちの明るい未来を創造しなくてはいけないと思います。

奈良の鹿と比べると宮島の鹿たちは粗雑に扱われているのも現実です。
宮島の鹿問題を考えるとき一言では言えない色んな問題が山積しているようです。そこに住んでみないと解らないこともたくさんあると思います。島民の方の苦労や、それに関わる人達の苦労も考えなくてはいけないと思うんです。でも鹿を大切にすることを前提に考えて欲しい。皆で知恵を絞って力を合わせて行けばきっと善くなると思っています。行政、自治会、愛護会、そして国民が一丸となって考え対応しないと改善は厳しいのかもしれません。

人間のために犠牲になるのは常に弱者である動物たちだということは、まぎれもない事実なんです。
私たちに何ができるのか、私たちはどうしなくてはいけないのかを改めて考え、力を合わせて宮島の鹿問題に取り組んでいきたいと思います。

宮島の鹿愛護会の活動報告ブログです!ぜひご覧ください!
http://miyajimanosika.blog111.fc2.com/



※奈良の鹿たちの現状です。環境の差が歴然としています。
james.k  ☆5/26(日)動物愛護(犬猫の殺処分、被災動物、動物実験、等)パネル展&チラシ配り@博多!!開催決定!参加者大募集!!-奈良の鹿たち