THE RING『Tales From Midgard』
テイルズ・オブ・ ミッドガルド | |
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元JEKYLL&HYDEメンバーから、リズム隊を除いたヴォーカルのJacob Samuel、ギタリストの2人Pontus NorgrenとMarcus Jidellによるプロジェクトの、'04年に発表したアルバム。
ベーシストはPontusとMarcusが、ドラマーはJacobが兼任、3人ともキーボードを弾いています。
JacobとPontusは、この後でTHE POODLESで活動を共にするので、THE POODLESの前進バンド、とも言えますが、トールキンの『指輪物語』をテーマに曲が作られているからか、JEKYLL&HYDEともTHE POODLESとも音楽性は違って、ロニー期BLACK SABBATHのようなドラマティックなハードロックですので、THE POODLESを期待してはいけません。
2曲目の「Gathering Darkness」では、OZZY OSBOURNE「Mr.Crawley」の印象深いギターフレーズを借用していたり、ドラマティックな音楽性自体が、パロディなのか本気なのかは、音を聴いた限りわかりませんが、メロディーが良質な北欧メタルであることは間違いありません。
Doogie WhiteとJacobのツイン・リードヴォーカルが聴けるLED ZEPPELIN「Immigrant Song」風味のある3曲目「Voices Of The Fallen Kings」、ロニー期BLACK SABBATH風な重みのある6曲目「Unite Or Fall」7曲目「Hall Of Doom」、スピード感のあるBLACK SABBATH「Children Of The Grave」風味の9曲目「The Chase」、ややメロパワ風な10曲目「Last Battle」、といった曲もなかなかいい曲ですが、やはり「Mr.Crawley」のギターフレーズを大胆に取り入れつつも哀愁たっぷりのスピードナンバーにさせた2曲目「Gathering Darkness」はかなりいい曲で、この曲だけ何度もリピートして聴いてしまいました。
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