ミサイル防衛システムは日本を守っているのではない

~元防衛大学教授





http://ameblo.jp/64152966/entry-10715681631.html ~より

ツイッターより編集

孫崎 享  (元防衛大学教授・外交官)

ミサイル防衛

米国が日本に最も強く求めるものにミサイル防衛。私はその意義全く認めてなかった。

秒速二キロの速度、それも日本のどこを攻撃するのか,東京か,横浜か,名古屋、大阪、福岡?

更には国会、銀座、大手町、新宿、防衛など出来ないことは少しでも理科系の思考あるなら即解ること。

しかし『日米同盟の正体』で・「ミサイル防衛システムが巡航ミサイル、爆撃機による攻撃に対しても

実質的に無力であることを認識すべき。向かってくる爆撃機ですら撃墜できる可能性は三~三〇%」

というペリー元国防長官の言引用(p236)。しかし「日米同盟未来のための変革と再編」で

役割分担で日本の行うべきこと、トップにミサイル防衛。その理由がどうしても分からなかった。

しかし次の文献を見て疑念解消。capaccio著「中国ミサイル攻撃は米軍基地を閉鎖出来る

(Chinese missiles could close US bases inin attack で理解。

米国は日本を守るために求めていたのでない。米軍基地を守るため。

記事「米国公的機関USCCは17日に報告書発表予定。内容:中国のミサイル(非核)は在日米軍基地

を攻撃し閉鎖する能力あり。嘉手納、三沢、横田破壊可能。中国クルーズミサイルは昨年より30%増大。

米空母も脅かされる。ミサイル防衛、早期警戒システム開発すべき。軍需産業に+」。理解した。

日本を守るなら広すぎ,目標多すぎ意味なし。しかし米軍基地に絞れば意味発生。

ここまで従属しているのか。 改めて驚愕。

ミサイル防衛支持者よ ! 東京を守るのでない !



以上転載終わり


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管理人

まず、日本でされている軍事安全保障の議論は、あまり意味が無い
という事を知っておいて下さい。
狭い島国の日本列島に54基もある原発を抜きには、日本の安全保障
を幾ら論じても駄目なのです。

福島の原発に続いて、西日本のどこかの原発を攻撃されたら、事実上、
日本は終わりを迎えます。
もう、外国に移住するしか道は残されないことになるでしょう。
実は、とても簡単ですが、これが真相なのです。

自民党で元財務大臣の今は亡き中川昭一さんは、講演の中で
こういった話をされましたが、そのほとんどが削除されたようです。
理由は到って簡単で、日本が買わされている米国の迎撃ミサイルや
軍艦、戦闘機が売れなくなるからです。

他国からのミサイルは、弾丸の何倍ものスピ-ドで飛んで来ます。
これを確実に撃ち落とすのは事実上、不可能です。
確率的には、1パ-セントにも満たないと考えられています。
ですから、ほとんど意味は無いのです。
増して、攪乱ミサイル飛ばされたり多弾頭式ですと全く意味は
無くなってしまいます。

 ロシアのプーチン大統領もあるTV番組でこういったと思う。
「ミサイルによるミサイル撃墜の研究・計画など非現実的・
不採算な試みだ。広大な空間で高速のミサイル同士をぶつける
のは飛んでくる鉄砲玉を鉄砲玉を打って打ち落とそうとするよ
うなものだ。」

この事実を議論すると、原発不要論にまで発展してしまうので、
原発村にとっても米国にとっても大変に困る訳です。
防衛省が、ミサイル迎撃のための高出力レーザー兵器の研究と
ありますが、高出力レーザーだけでミサイルを迎撃出来るとは
考えていないのではないでしょうか。
恐らく、何かと併用して迎撃する案があると推測しています。
その何かが、今の所まだ分かっていません。




2007年[5/13 毎日新聞]

防衛省は12日、ミサイル迎撃のための高出力レーザー兵器の研究、
開発に来年度から着手する方針を決めた。来年度予算の概算要求に
盛り込む方針だ。北朝鮮のミサイル発射や核実験で日本上空の脅威が
高まる中、日本の防空機能を強化する狙い。まずは本土防衛に直結する
地上配備型レーザーの研究、開発を目指すが、
将来的には航空機搭載レーザー(ABL)についても検討する。



[5/15 Record China]

2007年5月13日、中国国内のメディアは、日本の防衛省が
高出力レーザー迎撃ミサイルの研究開発を計画していることを
日本のメディアが発表した、と一斉に報じた。このミサイルはアメリカの
パトリオット・ミサイルよりも高性能であるとされている。




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