汚染水に含まれるトリチウムの危険性について | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

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Nagi Wind

http://ameblo.jp/atom-tokyo/entry-10967754172.html
内部被曝、放射能問題、原発事故、地震、津波についての情報ブログ
<転載>

トリチウムは別名、三重水素とも呼ばれ、水素爆弾の主原料でもある。
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/509.html
特徴は、水素の放射性同位体であり、水に溶けやすく、半減期は約12年。弱いβ線を出して崩壊する核種である。

放射性同位体の中でたも、危険性が高く、破壊的であり、放射性同位体のワーストNo.1である理由は、水素結合しているDNA等を直接被曝することから、かなり破壊的、破滅的と言える。

さらに放射性物質でありながら、水素が元素転換してヘリウムに置き換わる点も見逃せない。この一連の流れによって、さらに破壊力がますと考えられる。

ある意味プルトニウム以上に怖い核種と言える。

生物の基本構造であるDNA、RNA、蛋白質、酵素を構成する巨大分子は、水素結合に依存しており、水素結合は、酵素を橋渡し支え、DNAの螺旋構造を一つにまとめあげている。

水素結合を構成する水素の放射性同位体トリチウムが、β崩壊して、ヘリウムに元素転換する。つまり放射性崩壊過程で、別の原子に変化してしまうのである。

トリチウム原子が不活性で、化学結合を担えないヘリウム原子への突然の崩壊し全く別の原子になることで、巨大分子の機能や通常のプロセスに対して、壊滅的な影響を与える可能性あるのである。

だから、元素転換を起こす水素の放射性同位体であるトリチウム(三重水素)は、危険度が他の放射性同位体と別次元の破壊力を持つと考えられる。

ワーストNo.1と言える理由は、遺伝子を直接被曝するのとともに、水素がヘリウムに元素転換し、生物の基本構造である水素結合を、全く別のものにしてしまう放射性同位体という独特の特徴からきている。

このトリチウムの元素転換などの分野の領域は、十分に研究や関心が払われていなく、生物システムに対する元素転換によるリスク評価を確立するレベルには、今現在は達していないのが大きな課題である。まだまだ多くの研究が必要とされている。