地球は鉄の惑星だから、生命が栄えた!
人間は、鉄を含んだヘモグロビンを利用して酸素の運搬をしています。
でも、それ以外にも、酸素の毒性を消しながら運搬したり利用したりするのに、体内で鉄は幅広く使われています。
地球上の大半の生物は、鉄なしには生きられません。
では、問題!
地球にある元素の中で、最も多いのは何でしょう?
岩石を構成しているケイ素、あるいは、酸素だと思った方も多いでしょうが、重量比で言うと、鉄が一番。
地球の35%くらいは鉄なんです。
といっても、地面は鉄だらけ・・・といったイメージは無いですよね。
鉄はどこにあるかというと、主には地球のど真ん中の核。
核とは、中心部という意味。
原子の中心部も核、細胞の中心部も核といいますが、地球の中心部も、やっぱり核と呼ばれています。
何といっても鉄は重い。
だから、地球が出来たばかりの頃、まだ、溶けてドロドロだったときに、重いから鉄は沈んで中心部に集まったんです。
でも、地表にも鉄は残り、生命はそれを利用して生まれたんです!
鉄というと、生命と対局にある文明の象徴のように言われるけど、本当は、鉄こそ地球の生命の象徴だと思ったほうがいい。