今回から、経穴（ツボ）について勉強したいと思います。

「足三里」、結構有名なツボで、万病に効く言っても

過言ではないですね。

「奥の細道」の松尾芭蕉も、足三里にお灸をしながら

旅をしたと言われています。

足陽明胃経の「合穴」で、五行の「土」に属します。

足三里の位置・・・膝を直角に曲げて、同じ側の手で膝蓋骨を按じ

示指が膝下にある脛骨に触れるようにし、このときの中指先端部

が本穴です。

効能・・・下肢の麻痺、膝の痛み

　　　　　視力障害、鼻づまり、耳鳴り、咽喉の腫れ痛み

　　　　　内臓の病症（胃の痛み、嘔吐、下痢、腹痛、便秘

　　　　　　　　　　　　心悸、咳、息切れ、浮腫その他）

　　　　　生殖器系疾患

　　　　　蕁麻疹

　　　　　その他の病症（汗が出ない、黄疸、脚気、高血圧他）

古くから、「もし安らかでありたければ、三里を常に乾かさず」

という説があります。

これは、常に足三里にお灸をすれば、保健作用があることを指して

います。

　　　　　　　　　　　ではまた。。。