あくまで必要かなと思った時に、ですが…
私のレッスンでは、私の模範演奏を録音して持ち帰ってもらっています。
時には、レッスン最初から終わりまですべてを録音します。
CD-RWだったり、MD、マイクロSD、テープ、生徒さん持参のレコーダー、
スマホ(動画も)等、生徒さんの利用しやすい方法で。
新曲の課題が出た時に主に、録音。
時には、”わかりやすさ”を必要とする生徒さんのために、
片手ずつとか、テンポもゆっくりから速く…とケースバイケースで対応。
でも、それでは先生のコピーになるのでは?
…という見方も当然ありますよね。
私も、まったくのコピーを育てようなどとは思いません。
ただ、ちょっとだけ参考にしてくれたら良いのです。
だから、その子の読譜力を上げたいときには、難しい作品でも
録音せずに自力でなんとかしてきなさ~いということもあります。
さて、話題は録音から逸れますが、
模範演奏を聴くという共通点で、今日のお話しを。
私は一音楽講師で、ピアニストではないので名演奏までには
到底及びもつきませんが、時々生徒さんや保護者さまの前で
クラシックの名曲をちょこっと演奏いたします。
いわゆる、みんなどこかで聴いたことのある
『ああ、あの曲』 …です。
まだ弾けないけど、いつか弾きたいなと思ってくれたら。
本日も何名かの生徒さんの前で、数曲弾きました。
「わ~先生、きれい。私来年の発表会でこの曲弾きたいです。」
…うふふ。
そんな風に反応してくれると嬉しいな。
レッスンの時間内の『プチ観賞会』だけど、
音楽史に燦然と輝く作品を残した、偉大な人たちに…!
敬意と尊敬、そして大いなる興味を持つきっかけになれば。
今は、音が氾濫している時代だけど、
昔は音自体が少なかった。
今より、ずっとずっと静かな環境だったに違いない。
その中で、いかに美しい音楽を生み出せるかということに
音楽家たちは知恵を絞り、たくさんの楽器を弾いては試し、
理想の音を目指して、楽譜にアツい想いを託したんだ。
今を、そしてこれからを生きる子供たちに、
”良い音”を選んで生きて行って欲しい。
良い音を選べる耳を育てるには、子供であっても常に
「これはいい音か、そうでない音か」
と、自分に問う習慣が必要だと私は思います。
みんながきれいだって思う音は…どんな音?
先生が演奏した曲の中に、ときめく音はあったかな?
人の演奏を聴いて、自分の練習でも自分の音を良く聴くこと。
ただ”弾く”のではなく、感じて考えて弾いて欲しいな。
書(ふみ)読む窓も わが窓
瑠璃の床も うらやまじ
清らなりや 秋の夜半
月はあるじ むしは友
おお わが窓よ
たのしとも たのもしや
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