原子力発電所と原子炉メーカー | 陽向大助のブログ

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なんか怪しい雰囲気ですね、今の世の中。こんな雰囲気になったのも、民主党の破綻から。その破綻の原因は、陸山会事件にあり。
そこで、陸山会事件を検証してみました。ここに書かれた内容は想像の産物ですが、真実はこんなところかと...いかがでしょうか?!

原子力発電所と原子炉メーカー

Ⅰ.世界の原発メーカーと日本のメーカーの関係
1.フランス アレバ:三菱重工と業務提携
2.USA ウェスティングハウス・エレクトリック (WH):東芝が買収
3.USA ゼネラル・エレクトリック (GE):日立と原子力事業で経営統合

Ⅱ.既存原子力発電所とメーカーの関係
1.北海道電力 泊原発(PWR)三菱重工
2.東北電力 東通原発(BWR)東芝
       女川原発(BWR)東芝
3.東京電力 福島第1原発(BWR)GE、東芝
       福島第2原発(BWR)東芝、日立
       柏崎刈羽原発(BWR)東芝、日立、GE
4.中部電力 浜岡原発(BWR)東芝、日立
5.北陸電力 志賀原発(BWR)日立
6.関西電力 美浜原発(PWR)三菱重工
       大飯原発(PWR)三菱重工
       高浜原発(PWR)三菱重工
7.中国電力 島根原発(BWR)日立
8.四国電力 伊方原発(PWR)三菱重工
9.九州電力 玄海原発(PWR)三菱重工
       川内原発(PWR)三菱重工
10.日本原子力発電 東海原発(GCR)GEC、富士
        東海第2原発(BWR)GE、日立
        敦賀原発1号(BWR)GE
        敦賀原発2号(PWR)三菱重工

Ⅲ.原子力発電所設置計画
1.東北電力 東通第2原発(ABWR)着工 H28年度以降
       浪江・小高原発(BWR)着工 H28年度
2.東京電力 福島第1原発7、8号機(ABWR)着工 H24年度
       東通1号原発(ABWR)着工 H22年12月 運転開始H29年3月
       東通2号原発(ABWR)着工 H26年度以降
3.中部電力 浜岡原発6号(ABWR)着工 H27年度
4.中国電力 島根原発3号(ABWR)着工 H17年12月 運転開始H23年12月
       上関原発1号(ABRW)着工 H24年6月
       上関原発2号(ABRW)着工 H29年度
5.九州電力 川内原発3号(APWR)着工 H25年度
6.日本原子力発電 敦賀原発3号(APWR)着工 H22年10月 運転開始H28年3月
       敦賀原発4号(APWR)着工 H22年10月 運転開始H29年3月

7.電源開発 大間原子力(ABWR)着工 H20年5月 運転開始H26年11月

Ⅳ.参考
BWR:沸騰水型原子炉(Boiling Water Reactor)
原子炉炉心に接触した水の蒸気を直接タービン発電機に導き発電する原子炉をいう。

PWR:加圧水型原子炉(Pressurized Water Reactor)
一次冷却材である加圧水を300℃以上に熱し、蒸気発生器によって二次冷却材の軽水を沸騰させ、高温高圧の蒸気としてタービン発電機に導き発電する原子炉をいう。

GCR:天然ウランを燃料とする黒鉛減速炭酸ガス冷却型原子炉(Gas Cooled Reactor)
実用規模の発電設備として世界で最も早い時期にイギリスで実用化された。GCRは天然ウランを使用し、安全性が高かったが、出力の割には大型となり経済性が低いという難点があった。日本の東海原発は改良したGCRで、1966年に営業運転を開始したが、経済性の観点から1998年3月末日をもって運転を終了した。

ABWR:改良型BWR(ABWR)
ABWRの設計では、原子炉内の冷却材を循環させるポンプを原子炉圧力容器内に取り込んだインターナルポンプ、原子炉出力の制御を行う制御棒を出し入れする改良型制御棒駆動機構、建屋一体型鉄筋コンクリート製格納容器などを特徴としている。

APWR:改良型加圧水型原子炉(APWR)
 APWRの設計では、鋼製径方向中性子反射体および燃料集合体のジルカロイグリッド、蒸気発生器の伝熱管材料の変更、振れ止め金具の改良等による蒸気発生器の信頼性向上、非常用炉心冷却系の簡素化と多重化、コンソール型中央制御盤の採用などを特徴としている。