先日、ミニミニ同窓会に行ってきました。


とはいっても、同級生5人で焼き鳥食べただけですが、


中学卒業以来だから、丸30年ぶりでした。


みんな、相当オッチャンになってるだろうと期待していましたが、


逢ってみると、以外と変わってませんでしたね。


みんなそれぞれに仕事や家族やいろいろ抱えてるものがありつつ、


ひょんなことから、歯医者の治療の話になりました。


そんで、僕が保険医を辞退した理由やどんな治療やってるのか、など・・・。



そういえば、昨年の夏に保険を辞めてもうすぐ1年が経とうか・・・というところですか。


患者さんは・・・そりゃあ、だいぶ減りましたね。


というか、ひとつは減らしたいと思ったわけですから、それはいいんですが。


皆さんは、歯の治療を受けていて、


「これって、一体何のためにやってるの?」とか、


「なんで前回と同じこと何度もやってるの?」とか


思ったことはありませんか?


例えば、


「歯の根っこの治療に何回もかかるのはなんで?」


「なんで何枚も何枚もレントゲン撮るの?」


「なんで一度に歯石取ってくれないの?」


「なんでタバコのヤニとり、保険が利く歯医者と利かない歯医者が?」


「なんで神経取ったのにずっと痛みが続くの?」


「なんで頼んでもないのに歯周病検査するの?」



・・・やるほうは、保険のルールがあるから当たり前に思ってることが、


患者さんからすると???って思ってることが結構あるんだな、


ということに、あらためて気づかされました。



一応エビデンス(科学的根拠)(?)や保険のマニュアルに基づいて


医学的に説明はするんですが、


歯石がついてても歯周病じゃない人もいるし、


歯石や歯垢がないのに歯周病が進行していく人、いっぱいいますからねぇ。


つじつまあってねぇなぁ・・・と思いながら説明してましたね、そういえば・・・。


歯周病でなければ、1日で歯石取ったっていいんですよ。


歯周病でなければ、歯石取りは一番最後だっていいんですよ。


患者さんご本人に関係のないところでいろいろ決め事が決まってるもんですから、


保険診療の場合、そのルールに従わないわけにはいかないんですよね。


明らかに歯周ポケットがない歯石取りには、検査は必要ないし、


逆に、栄養不良や粘膜の抵抗力低下による歯周病の場合、歯石取りなんて


後回しにして、もっとやらなきゃならないことがある。


レントゲン1枚も保険でなくなると、


何のためにここでレントゲン撮る必要があるのか。


必要のない処置はする必要ない。というか、必要のないことで実費払いたくないのは


皆さん共通の感覚ですよね。


保険だから(1割だったら50円)レントゲン2,3枚とっても大したことない、ってのは


どう考えてもよくないし、そもそも、金額の問題ではないです。


「あなたがこうなった原因はこれこれこうで、この部分を調べる必要があるから


この検査が必要で、この金額になります・・・」となってくると、


あなたがそうなった理由と、あの人がこうなった理由と、


あっちの人がこんなになった理由と、みんな違うんですから、


みんな違う検査や処置や結果がないとおかしいと思いませんか?


「歯周病はみんな歯石や歯周病菌が原因で、歯石取りとブラッシングと除菌と投薬、


そして歯周ポケットが何ミリ以下にならなきゃいけない。


何ミリ以下にするためには歯ぐきを切って開いて縫い合わせて・・・。


ついでに食いしばりや規則正しい食事もね。」


・・・・みんな保険でその通りにいけば、日本人の歯周病なんて


とっくになくなってますよ。


きちんと通院してるのになくならないってことは、


そのやり方が必ずしも合ってないってことじゃないですか?


誤解しないでください。


保険はダメ!自由診療最高!  


と言っているのではありません。


少なくとも、最終的な症状に対処するだけ、それもみんな一律に。


その考え方が極めて危険だと感じています。


思考を停止させるシステム。


自分で考えることをさせないシステム。


言い方をかえれば、合理的で便利なシステム。



久しぶりにあった友人たちの歯の治療はできればしたくないなあ・・・。


自分の体は自分で守っていこうね。


そのための協力は目いっぱいさせてもらいますニコニコ







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