いつもニコニコ笑っているからと言って、
その笑顔の下の本当の気持ちを察してくれる人が、
一体どのくらいいるだろうか。
どんな年齢層の人であれ、悲しいことに人は
”作り笑顔”という芸（？！）ができる。…いや、できない人もいるかな。
毎日楽しそうね♪明るくてイイね♪
好きな事存分にできていいわね～。
本当に100％楽しいだけで、”仕事”ができる人はいない。
”仕事”として継続させていくための、見えない部分の努力がある。
それを表には出さないだけで。
仕事に限らず、それは子育てにも言えることで…。
子供のためを思えばこそ、心の安定を望むからこそ、
親は尽力を惜しまない。
大変なことがあっても、
その先にきっと見えてくるはずの光に期待をし、
我が子に精一杯の愛情をかける。
大変なことがあるからこそ、逆に喜びは大きく感じられますね。
仕事も子育ても同じ。
講師である私も、母親である私も。
私は、黒子です。
華やかな職業に見えても、実はそうではありません。
毎日、地道に努力を積み重ねることが一番大事。
生徒さんの、成長を願って根気よく指導をさせていただくこと…！
毎日様々なドラマがレッスン室で繰り広げられますが、
生徒さんの反応を見、気持ちを感じ取り、
これまでの経験を踏まえ、工夫を凝らしつつ、
臨機応変にアプローチして行くのが私の仕事です。
そして”仕事”である以上、結果を出さなくてはならない。
結果が出せなければ意味がないのです。
どんな仕事であれ、その厳しさは変わりませんよね。
そういった部分も含めて、この仕事が続けられていることに、
私は心からありがたいと思っています。
生徒さんの”ほんの少しの成長”を心から喜べるのは、
ただ、「教えるのが好き」「音楽が好き」だからだけではなく、
そこに至るまでの過程があり、
生徒さんと、苦労を分かち合っているからこそなのですよね。
そう、それも子育てと同じ。
仕事も子育ても、”道楽”でしている人はいない…と信じたいです。
おこがましい言い方かも知れませんが、
少なくとも私は、この職業も子育ても、
”道楽”でしているつもりは毛頭ありません。
私の気持ちを、すべての人にわかって欲しいなどとは思いませんが、
それでもやはり、世の中には思い違いをしている人がいるのだ、
ということをあらためて知った時…私はとても悲しくなるのです。
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