こんにちは。


最近、我が家ではお気に入りの三谷宏治さんの著書、親と子の「伝える技術」


の実践に色々とトライしています。



Nijiiro Lamp  ~明日への一歩~


脱ワンワードの日々は随分前から始めていた我が家でしたが、この1分スピーチ


には、実は私的にはちょっと苦手意識がありました。


なぜかというと、せと・しごと塾に入ってからというもの、1分自己紹介とか、


経営理念を1分でとか、言いたいことを相手に伝わるようにまとめて


話す訓練も散々してきたはずなのに、いざという時にはあがってしまって、


とっちらかっちゃう 汗☆





しかし、だからこそおチビちゃん達には、そんなところに苦手意識を持たず、


自信を持って社会へ飛び立って行ってほしいなと思っています。





我が家は食事中やお風呂の中、寝る前の会話と、案外家族間の会話は多い方


なんじゃんじゃないかと思います。


時々同乗した方にビックリされるのですが、我が家では車に家族4人乗ったら、


みんなが喋りたくて話をする間の奪い合い!


だからこそ、「人の話を聞く」「自分の話したいことをまとめて話す」といったことも


この1分スピーチで身につけられたらいいな~と思って取り組みました。





先日、脱ワンワード家族会議の後、おチビちゃん達に、


「今度は1分スピーチ合戦、しょうか?」と振ったところ、


「えっ!?何何なに???おもしろそう!!」とおチビちゃん達は興味深々で


食いついてきました。


その横で、”またこの嫁、一体今度は何を始めるんじゃ???”と言わんばかりに


見つめてくる、いや、にらんでくる?旦那はん…。


そんな目も見て見ぬふり  笑うえへ*


とにかく始めちゃって、いつかやってよかったと言ってもらえるように、楽しく


巻きこんじゃえばいいじゃん!!





ということで、1分スピーチ初日。


夕食前のみんなが揃う時間に、まずは母ちゃんからルール説明をしました。


まずは初日ということもあって、とにかく小学1年生の二男でもわかるように、


簡単なルールだけを数点伝えました。


・一人1分間、自分の今日1日あったことを話します。


・その間は、みんなは聞くことに集中し、話をしてはいけません。


・話が終わったら、一人一つ質問をします。





まずは私からスタート!


ああ~、1分スピーチの導入のことばっかり頭にあって、自分の話すこと、


考えてなかったよ~ ガクブル汗


45秒程度、今日やったことを話したら話が止まってしまい、何を話せばいいのか


頭の中が真っ白になってしまいました。




次は父ちゃん、なんとちょうど1分で話は終わりましたが、話の内容が、


子どもたちへの電気の節約をしろという内容で、主に説教!


しかし、意外だったのはおチビちゃん達の質問がたくさん集中し、それに答える


ために建設的に説明をする父ちゃん。


おチビちゃん達もいつも、「こら、誰だ!電気消せ」とか、「コンセントちゃんと抜け」


とだけ言われてる時は耳に入らない話が、ちゃんと聞けています。


本当は質問は一人一つなんですが、この日はちょっと見守ることにしました。





お次は二男。


にこにこしながら「今日は朝、明太子のご飯を食べました。・・・・・・・・・・・・・・」


とおよそ今日の出来事を25秒程度話して、スピーチを終えました。


時間は短かったけど、みんなが聞いてくれてるという二男の満足げな顔が、


とても印象的でした。





ラストは長男、小学校3年生。


「今日は理科の授業でこんなことをしました。・・・・・・・・・・・・・


それで、うれしかったです。・・・・・・・・・・・・・・・・・」


母ちゃんは、ビックリしました!


これまで3人、誰もスピーチの中でそれでどう思ったのかとか、自分の思いは


口にしてこなかったのに、長男はそれをちゃんと入れて1分5秒で話を終えました。


普段はよく考えたら質問ばかりしてきて、「今日学校どうだった?」と


聞いた程度では聞けない話を、自分からたくさんしてくれたんです。


彼は、友達との係わりや近所の方との係わりを見ても、コミュニケーションを


取ることは割とそつなくこなしているけど、楽観的というか、めんどくさがり屋で


決して真面目ではないので、先生や私、父ちゃんにもしばしば叱られています。


でも、こんなことができるんだ~ということは私にとっても初めての気付きでした。






1分スピーチ初日、実は後からもう1度三谷宏治さんの著書、


親と子の「伝える技術」 を読み直して、いくつかの失敗も発見しました。


子ども達から始めるスピーチだったのに、私から始めてしまったこと。


いくつも質問を受けてしまったこと。


ちゃんと、二男や父ちゃんに「それでどう思ったの?」って聞いて


あげられなかったこと。


でも、いくつかの失敗はしたけれど、家族の距離がグーンと縮まって、家族の


新たな発見もたくさんできて、すごく楽しいスピーチ合戦でした!


これはこれは、第2回がとっても楽しみです。


今度は初日の反省をもとに、また楽しいスピーチ合戦にしま~す クマみなごろし