私が会員として所属する異業種交流会「しゃべ楽会」。
この会員で、スーツを中心とした洋服のオーダーやリメイクの仕事をしているのが、From40の和田さん です。
もともとファッションセンスのかけらも持ち合わせていない私にとって、良きアドバイザーでもあるのですね。
昨日和田さんと話をしていて、今のデフレ下での消費動向について考えさせられました。
デフレ時代前の約20数年以上前の感覚ですと、「とにかく価格の高い品物」を買い物の基準にしていました。
高額=高品質でもあり、他人があまり同じものを持っていないという、自己満足感とでも言えるでしょうか。
「いつかはクラウン!」なんていうCMにも代表されていましたね。
ただ、その頃はリメイクは盛んではなかったと思います。
「収入は増えるから、買い替えれば良いじゃん!」ということ。
洋服も車もバッグも・・・。
和田さんのお店にも若い方が、両親、祖父母が所有していたスーツをリメイクして欲しいと持ってくることが多いそうです。
これは品質が良ければ、今の流行に合わせてリメイクをすれば、長らく着ることができてお得だという考え方です。
長らく続くデフレ経済下のおかげで、「1円でも安く」という消費感覚は、すっかり消費者に定着をしました。
必ず「揺り戻し現象」と言うものが、消費動向にもあると思います。
それが今年から本格的に始動するのかもしれませんね。
文房具をとってみても、使用可能期間と品質、使いやすさを価格と比べてみると、100円均一はお得とは限りません。
むしろ、「えー!」という嘆きと驚きの品物の失敗が多くありました。
私も最近では、ネット通販や専門店で、希望する使用可能期間と品質、安全性を考慮して購入するようになりました。
終わったかのように随分聞かされた「大量消費時代の終焉」は、売り手側の値引きで何とか防いできた感もあります。
増税時代を前に、品質重視とオリジナルへのこだわり、少量消費に本格的に変わるだろうと思いました。