芸術の秋…!
文化祭や音楽会など、目白押しの季節になりました。
このころになると増えてくるのが、
「先生。学校で伴奏オーディションに出たいです。」
という、みんなのうっきっきの声。そしてキラキラした笑顔♪
すでに夏休み前から伴奏者になることが確定し、
レッスン内で行う課題に加え、猛(?!)特訓している子も数名。
中高生は前倒しで練習し始めないと、諸々忙しいですものね。
学校の先生方も、その点を踏まえて伴奏者を早々に決めるのでしょう。
さて、先週今週と多くの生徒さんたちが
「先生、この曲なのですが。できるかな」
とチャレンジしたいの!ってわくわくしながら聞いてきます。
「どれどれ…いいんじゃない
」
「…う~ん、ちょっと難しいかな。でもやってみるだけやってみよう。」
せっかく”やってみたい”って生徒さん自らが思ったのですもの、
先生だって、頭ごなしに「ダメ~」なんて言えません。
普段の課題もしっかりこなすことを前提に、
「じゃ、チャレンジしてみようか」
と私は声をかけます。すると、
「はいっ。がんばります。」
と鼻をふんかふんか。
昔から通っている生徒さんには、当たり前のこの光景、
ご入会されてまだ数カ月の子は、昨日びっくりして、
「えっそれって、レッスンでアリなのですか
」
と驚いていました。
ちなみにその生徒さんは、オルガンの1パートを任されたけど、
ピアノは習いたてなので、楽譜の読み方を教えてください、とのこと。
…みると、あらま~。こりゃ、なかなか難題かもねっていうモノで。
いわゆるクラシックの名曲を合奏するというのですが、
これがまた…いろんな意味で難易度が高いです。
(テクニック的に難しい、というだけでなく。)
…いやいや本当に~と、
いろいろ諸々と学校の先生のお考えもお察ししつつ、
生徒さんのやる気に応えるため、私は私にできることをします。
原曲のまま弾ければ、申し分ナシ!
私も初見の曲でも、一度弾いて聴かせてから家での宿題にプラス。
渡された楽譜のままでは、その子にとって難しい場合は、
効率の良い指使いだったり、
和音が掴めない場合、少し音を抜いたり、
右手、左手、どちらで音を取るのがベターなのかとか、
速いパッセージをなめらかに弾くコツとか、
シンコペーションのリズムを、カッコ良く弾くコツとか。。
まぁ…ね。
本当はもっと課題の方をバリバリジャンジャン進めて欲しいけれど、ね。
でも、学校という場でお友達や担任の先生の前で、
自分の実力を試してみるっていうのも、勉強じゃないかな。
たとえそれが、今の自分のレベルではかなり難しいとしても、
学校の先生のご意見を探りつつ、私も何らかの対策を練るから、さ。
伴奏者として、もしオーディションに合格したらば、
ソロとしてではなく、縁の下の力持ちにならなきゃならない。
それはそれで、大変勉強になるでしょう。
もし…合格できなくても、自分で決めてチャレンジしたことだから、
後悔はないでしょう。
悔しかったら、なにが原因かちょっと考えて。
「よ~し。次回は絶対ゲットしてやる~」
くらいの意気込みで、また日々の練習に精を出せばいいと思うのです。
みんなの“チャレンジしたい気持ち”、先生はいつでも応援します
しばしも休まず つち打つ響き
飛び散る火花よ 走る湯玉
ふいごの風さえ 息をも継がず
仕事に精出す 村の鍛冶屋
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