ちょっと今更ですが

皆様は、「食べて応援」って、どう思いますか?

被災した農家さんのために、せめて買って応援してあげよう!!

それは、素晴らしい心遣いだと思います。

でも、それって、本当に農家さんのためになっていると思いますか?



汚染地域の農家の方は2011年以降おっしゃっています。
「過去最高の出荷量で、過去最低の売上だ。」と。

この意味がわかりますか??


もともと数値の出るような作物の育つ土壌は、物凄い汚染です。
その畑を毎日被ばくしながら耕してお世話し、その汚染された作物を食べ

その上
業者に買い叩かれ、大した売上にならないんです。


でも、売れるから政府や東電は何の補償もしない。

だから彼らは
子どもにも食わせられないようなものを
育てなきゃ生きていけないんです。



これが、「食べて応援」の実態。



汚染食材を食べて応援している本当の相手は
涙を飲んで命を削っている農家さんから
容赦なく買い叩いている業者です。



日本の第一次産業は、そんな状況の上に、震災以降17%も電気代が値上げになっています。
これから入ってくる恐れのあるTPPは、農家さんの首を絞める事になるでしょう。


私達は私達の誇りである日本の農業や漁業を
なんとしても守らないといけません。


この動画、10分程度なので見て下さい。


「母ちゃんと二人でロープにぶら下がった親父を下ろしたおれの気持ちを想像しろ」 東電、賠償に応じるも謝罪は拒否 ~第38回全国公害被害者総行動デー [東京電力・政府合同交渉]



詳細

※掲載期間終了後は、会員限定記事となります。





農家の方達は、安心安全でおいしい食材を消費者に届けられるよう
ずっとずっとこだわりをもってやってきました。

誰が、好き好んで汚染されたものを出荷しますか?


『出荷するものは俺たち判っているから食べない!
消費者は食べてる!罪の意識に苛まれるんだよ!』


『自分の子どもにたべさせられるか?たべされないだろ?』

『人の命を危険に晒すんだったら自分もその覚悟持てよ!』


何も知らないで「食べて応援」する事は
必死にもがいている善良な第一次産業の方達を、負のスパイラルに閉じ込める事になるんです。


どうか

きちんとこの現実を知って下さい。




書き起こししてくださっているので追記します。


ーーーーーー

私は福島県で専業で農業を現在も行っています。
私の住んでいる須賀川は、昨年玄米から、100ベクレルを超えるコメが
全国、1番で100ベクレルを超えてしまいました。
それで田んぼを除染する結果になったんですけれども、

私たちは、農地の土壌が何ベクレルかも分からないで作業しているんですよ、毎日。

空間線量じゃないんですよ!

で、田んぼを除染するという事になって、
私の地区は、作業員はその地区の農家の私も作業員になってやったんです!仕事を。

除染の「除」っていう意味が分かってます?
深く耕して、なに、薄めるだけじゃないですか!
取り除いてないんだから、放射能だって下がるわけ無いでしょ!

田んぼ、除染しました。
空間線量測りました。
全然下がって無いですよ。

取り除いてないもの当然でしょ。

原発が爆発した当時と、環境は2年経っても何にも変わって無いままだ。
農業資材だって汚染されていれば、被覆資材などは使用してはダメだという指針が出ています。
それが農家は何ベクレルだなんて分からないですよ。
で、新しく買い直しして、
どうしてくれんの?



農家の想いっていうのをよーく考えてみてください。

私たちは作物を生産して、
安心安全なものを自分でも食べて、消費者の方にも販売して、
そういう収穫の喜びが今はないんです。

福島県のものは県外のものに比べたら、本当に値段も安いですから、
それを承知しながら作って、
損害賠償を貰って、
農家に何の活力がありますか!?

あとひとつ言っておく事があるんですけれども、
福島県は農作物は出荷の前に全部検査しないと出荷できません。
今は100ベクレル以下っていう事になっていますけれども、
農家は、計測している私は分かりますよ、これが何ベクレルあるって。

放射能は、要は100ベクレル以下だったら出荷できる訳ですから、
私は食べませんよ。

買って食べている人は、「放射能は無い」と思って買って食ってるっぺ。
どうなのよ。
俺らはわかってるんだよ。
罪の意識があるんだ、作ってたって。

自分は食わねぇけど、他人に食わせてるの。
どう思いますか?ちょっと答えて下さい。


1:32:49


ちょっと待って、関連して、今は須賀川地区のね農業の話をしました。
もうひとつ、相馬の玉野地区という所の話をします。
それを含めて答えて下さい。

1:33:07



玉野地区っていうのは、相馬市の西部にあって、
飯館地区とほとんど放射能の濃度が変わらない、高いんです。
山の中に入ると、毎時7、10マイクロシーベルト、という土地ばっかりなんです。
除染はしています、部分的に。
だけど、畑の作物の周囲の が、米の農家と違って概算されないという例がいっぱいあります。
しかも、住民の状況は、そういう状況で生活していても自主避難地域です。
生活に対する補償も不十分、精神被害に対する補償も不十分。
2重の苦しみがあります。

そういう地域が、線引きによる救済から全く漏れて、いっぱい残っているんです。
国も東電も含めて、線引きから漏れた人々がいっぱいいる。
こういう訴えは決して漏らさないできちんと把握して救済していただきたい。

それと、先程もおっしゃったけれども、
あなた自分の子どもにね、たとえば100ベクレルない食べ物であって、50ベクレルか、
あるいは簡易な検出器は10ベクレル以下は不検出になるんです、安いやつはね。
そんな高い精度の良いやつはなかなか揃えられない。

アルファ線もベータ線もガンマ線も全部測れるやつなんていうのはなかなか高くて手に入らない。
ガンマ線だけですよ。
セシウム、普通は測るのは。

で、それで測って不検出なんていうものを、消費者は本当に信じて食べるか!?
食べないんですよ。
そういっちゃなんだけど、分かっているんだから。



あなたもね、西田さんもおっしゃったあなたに聞きたい、それから文科省のあなたにも聞きたいが、
自分の子どもに、たとえば10ベクレルから、100ベクレルよりもはるかに低いんだから、
「OKだよ」って言われて、それをすすんで食べさせたいと思いますか?
食べたいと自分でも思います?

じゃあ、食べるんですか?
「私は進んで食べる」!!!
あぁ、犠牲的な精神でとてもいい。
でも子どもには食べさせないでしょ?
それが実体でしょ?
西田さんは私と同じか、ま、私と似たような歳ごろだから、
「もうしょうがないや役目だから死んでみせよう」というのがあるかもしれないが、
自分の子どもにはそれを食べさせたいと思わないでしょ?

放射能ってそういうものですよ。
須藤さんも呑気にそこに座って見せているけれど、
自分の子どもには食わせたい、そこに住ませたいとは思わないでしょ?



これがね、国家きちっとやらなきゃならない本当の問題なんです。
それをきちっとやらない。
最低基準だと国が明言しているにもかかわらず、東電はそれのデータを取らない。
それを見て聞いて知っているにもかかわらず、
権限を持っている、制限令を持っている国がそれに対して一言も言わない。

こんな情けない事がどこにあるか!!

私はね、先程みなさんの人格はどこへという事を申し上げた。
私は同じ人間だからみなさんの事をね、同じ思いで敬服をいたしますよ、人間として。
だけど、さっきのあやまりの話にもあったけれども、
人間としてあなた方ね、相当大きく、自分の職業として自分の地位を守ることはそれは必要かもしれないが、
やっちゃいけない所にまで踏み込んでいるんです。

誇りは何処に行ったんだ!

放射能入りは食べさせたくない。
素直にそういう思いはみなさん持っていると思いますよ。
あなたもそうでしょ?小さな子どもが、
まだ独身かもしれないけど、これから子どもを持ちますよ。
その子どもをなるだけ放射能から遠ざけたいと思うでしょ?
それを、その自分の素直な思いを国政に反映させなさい。、

そんな情けない国家公務員がどこにあるか!!!

他人の命を危険にさらすんだったら、自分もその覚悟を持てよ!!!
誇りだろ、それが人間の。