「辺野古沖ジュゴン戻る 普天間移設 食跡確認 埋め立て判断に影響」(東京新聞1面)という見出しに目が止まる。 記事の中に「絶滅の恐れが極めて高いジュゴンが昨年3年振りに餌場として使ったことを示す食跡を沖縄防衛局が確認していたことが分かった。防衛局は3月、移設によるジュゴンへの影響は小さいとして埋め立てを申請していたが、『公表を目的としていない』として今回の情報は公表していなかった」と書かれている。 防衛局はジュゴンが食跡を確認した段階で公表、情報開示すべきでなかったか。そもそも沖縄のあの綺麗なサンゴの海を埋め立てること事態考えられないことだ。辺野古沖に代わる場所はあるのだ。 平成9年12月、比嘉名護市長が受け入れを表明してくれたことを踏まえ、キャンプシュワブ、キャンハンセンという米軍が使っている演習場の中に移設できないか。そして現在のカヌチャリゾート(当時は出来てなかった)の前浜に滑走路を作ってはと検討していたものだ。当時、一千億位の予算で出来る予定だった。それが小泉政権になってから沖合へと話が進んで行った。 沖縄とそれまで全く縁のなかった政治家が、沖縄担当大臣・党役員になり、橋本・小渕・森政権時代とは違った流れになってしまった。沖縄にとっても日本・米国にとっても不幸なことだった。 普天間飛行場の代替えは知恵を出せばできる。嘉手納も使えるし、沖縄の理解を得て下地島の飛行場も使えば良いのだ。アメリカ側の言い分より沖縄県民の声を、思いを優先させるのが大事だ。 私はあの綺麗な海を埋め立てることをさせてはいけないと強く強く思っている。読者の皆さんも考えて戴きたい。 同じく東京新聞25面、週刊誌を読む(9月15日~9月21日)で「騒動背景に反発と非情 みのもんたさん次男逮捕」という月刊「創」編集長 鎌田博之氏の記事がある。なるほどと思いながら目を通した。 毎週読むコーナーだが、読者の皆さんにもお勧めしたい。毎週、含蓄のある鎌田編集長のコラムである。