愛モード。
男女で、喧嘩したときに一番大切なこと。
喧嘩したときに守りたくなるのは、自分のプライド。
ここで言うプライドとは、
「自己を誇り高く思う心」という意味でなく、
「ちっぽけなプライド」などと形容されるもの。
プライドを守ろうとすると、
自己の正当性のみを追求する「論争」になる。
ここで、超ムカツク、
もうこんなんだったら、別れてもいいとなるのは、最後の最後でいい。
ぐっと、一歩ひいて考える。
自己の正当性を主張して、相手を納得させてなんになるのだろう?
恋愛においてはどちらもが、なんらかの落ち度がある。
完全な人間なんていないから、例え相手が120%悪いと思っても、
その相手を好きになったのは自分だし、
その相手がそのような状態になった何らかの要因は、自分にもあると考える。
自己の正当性などというものは、主観的なものだから、
お互いが、自己の正当性を主張していたら、大抵はうまくいかない。
また、そのような場合、そこに愛はない。
勝つか負けるかの勝負の場になる。
自分は相手に勝ちたい!
勝利至上主義なら戦いぬけばいい。
勝ち続けた結果、愛の屍の上にプライドの孤独な王国が出来上がるだろう。
だから、そこで、
「もし愛のみならばどうするだろう?」
と考える。
少なくとも、勝負はしないだろう。
本当に望むのは、まだお互いが、
信頼しあっていたときに感じたものではないだろうか?
そのように一歩ひいたときは、
相手にも、勝負モードでなく、
思いやりで接してくれているというのが伝わるはずだ。
これを「愛モード」と呼ぶことにする。
相手がプライド勝負に勝ちたがっているなら、勝たせてやればいい。
こちらが、負けていいという態度を見せても、
相手はまだ勝負モードで、ここぞとばかりに勝ちに来るかもしれない。
確かにまだ、ムカツク。
さらに、相手は勝負モードを続けたくて、煽ってくるかもしれない。
それでも、「愛モード」に徹する。
そうすれば次第に、相手も「勝負モード」ではいられなくなり、
「愛モード」に移行していくはずだ。
長くなった。
恋愛講座は簡潔でないと飽きられる。
ここらで終わりにしよう。
負けて勝て。
「愛モード」に徹したものが恋愛を制す。
男女で喧嘩したら愛モードでいこう-所沢愛Sの恋愛講座1
「愛モード」に徹したものが恋愛を制す。
それに気づいたのは、別れたあの人のおかげか…。