土曜日(8日)、神宮球場に行ってきました。(スワローズ対ファイターズ)
土曜の午後のゲーム、たくさんのファンが観戦にきてくれていました。
毎度思う事ですが、ほんと、ありがたいです。

神宮球場の特徴のひとつは、ブルペンが外にあることです。
西武ドーム、ほっともっと神戸も、外ですね。
日本のプロ野球の球場のほとんどが、ファンの見えないところにあります。(理由は、知らない)
大リーグでは、フェアに戦うという理由から、なるべくみんなが見えるところにブルペンがあります。
スタンドで見ているファンとしては、ブルペンは見えた方がいいですよね。
リリーフ投手が準備する様子を見る事によって、いろんな事を考える事ができます。
たとえば、ゲーム開始と同時に誰かが投げ出したりすると、今日の先発は信用されていないのかなとか、その逆もありますよね。
それと、ベンチがパニックになると、ブルペンはテンヤワンヤになるので、監督の精神状態を想像するのにも役立ちます。
そのブルペンをマネージメントしているのが、ブルペン担当の投手コーチです。
あまり注目されていないが、とても大切なポジションです。
ひょっとしたら、ベンチにいる投手コーチより重要かもしれません。
もちろん、投手交代などの戦術は、ベンチにいる首脳陣で決めています。
しかし、ブルペンコーチは、その交代の指示がベンチからくる前に、リリーフ投手たちに準備をさせなければいけません。
当然のことだが監督は攻撃や守備のことも考えているので、リリーフ投手の準備のところまでは、ケアできません。(なぜか、代打の準備はケアできる)
なので、ブルペンコーチは、ベンチの投手コーチと話し、試合の展開を読み、リリーフ投手たちの体調や機嫌を見極め、準備の指示をださなければならないのです。
たかが準備で投げる球数なんてと思っている人も首脳陣の中にいるが、そのちょっとが積み重なると、シーズン後半のがんばりに影響してしまいます。(登板までに、意図せず100球以上も投げてしまうケースもある)
それに、精神的にも、一回の準備で登板したほうが、ストレスもたまりません。
わしがコーチだったとき、味方の攻撃中にベンチからいなくなるのは、さぼってたわけではなく(たまにさぼっていた)ブルペンコーチと打ち合わせに行っていたのです。
当時の相棒だった厚沢コーチと芝草コーチには、ずいぶん助けられました。(彼らは、優秀だった)
ブルペンには、メインフィールドでは見られないドラマがあるのです。(ちょっと、おおげさやな)
これから新球場を作る時は、是非、昔ながらの外にブルペンのある球場にしてもらいたいですね。

12日、13日、札幌ドームへ行きます。(タイガース戦)
大阪の毎日放送ラジオと北海道放送ラジオで、解説します。

ほな、また。

つば九郎に、競馬、当たってないようですねと言われた。
その通り!
さすがつば九郎、情報通やな!