日経ウーマンオンライン（日経ウーマン） ビジネスシーンでも、プライベートでも、“初めての人に会う”機会は少なくない。「第一印象は３秒で決まる、しかもその印象を後で覆すのは難しいと言う学者がいるほど、第一印象は大切」と沖田さん。初対面で「キレイな人」と思われるコツを紹介する
ビジネスシーンでも、プライベートでも、“初めての人に会う”機会は少なくない。
「第一印象は3秒で決まる、しかもその印象を後で覆すのは難しいと言う学者がいるほど、第一印象は大切」と雰囲気美人コンサルタントの沖田裕美さん。初対面で「キレイな人」と思われるコツを紹介する
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■Step 1 見られている外見を集中的に“美人風”に仕上げる
「出会った瞬間、数秒で第一印象が決まってしまうという人もいます。瞬間的な印象をよくするには、外見を整えるのが効果的です」。人を認識する際に意識されるのは、色、形、動作。初対面の印象を上げるには、下のアドバイスを参考に、この3つを磨こう。「特に注目を集める“フォーカルポイント”を、重点的に意識して」
○フォーカルポイントに華やぎをプラス
おでこから胸元までの30cmは“フォーカルポイント”と呼ばれ、第一印象を決める場所といわれる。人と会う前に、鏡でこの部分の身だしなみを特に念入りに整えよう
1.自分に似合う色を上半身に着る 表情を明るく見せる色の服を上半身に取り入れよう。「似合う色は人によって違います。基準はすっぴんを元気に見せる色。ごくナチュラルなメイクで様々な色を試着し、似合う色を探して」
2.顔やスタイルがキレイに見える髪形、服装をする 「顔立ちやスタイルのコンプレックスは、髪形や洋服でカバーできます。信頼できる美容師や友人に相談しながら、自分をキレイに見せてくれるスタイルを見つけましょう」
3.豊かな表情やボディランゲージを意識する 「出会って挨拶する瞬間から、『お会いできてうれしいです！』という気持ちを込めた笑顔や言葉を出せるようにしましょう」。自己紹介などの声も、明るいトーンではきはきと！
■Step 2 女子力の高い会話で雰囲気をつくり上げる
会った瞬間は見た目が重要だが、そこから先は会話力がものをいう。「女子力の高い会話とは、TPOに合わせた笑顔、アイコンタクト、心地いいトーンの話し方と相づち、そして相手をうれしくさせる言葉によって成り立っています。それらを上手に出せるようにしましょう」。自分の緊張は相手にも伝わるので、ゆったりと構えて
○呼吸を整えゆったりと会話する
会話や身ぶり手ぶりのリズムは、呼吸と連動している。緊張して早口になったり、手を動かしすぎたりしてしまう人は、会話の前に深呼吸をして、呼吸をゆったりとさせることを意識しよう
○アイコンタクトで信頼感を得る
「目線を合わせることが、信頼感につながります。相手の目を見て会話しましょう」。ただし、じーっと見すぎては緊張感が高まるので、時々メモに目を落とすなど、視線を外す瞬間を
・緊張しないアイコンタクトの仕方
目を見ると緊張してしまう人は、目を見ていないのにアイコンタクトしているように見える場所に、視線を置くようにすると、会話に集中できる。
眉毛と鼻の下とを結ぶ逆三角形の中を見ていると、相手は目が合っていると感じる。相手の黒目を見るのが基本だが、慣れるまではこの部分を見て。
○TPOに合った笑顔を向ける
実は笑顔にも“ふさわしい場面”がある。「真剣な話を聞くときは、あえて笑顔をやめてみるというのも一つの方法。口角の上げ方や歯の見え方で印象も変わりますから、場面ごとに使い分けて」
・「笑顔バリエーション」はこう増やす
待ち合わせ中は軽いほほ笑みを
待ち合わせ中は、つい怖い顔になりがち。「意識的に軽く口角を上げ、相手に遠くから見られても印象がよくなる笑顔をつくりましょう」
口角を上げて相手の会話に相づち
相手の話を聞くときは、口角を上げて口元に笑みを。「口角ばかりを意識すると目が笑っていないことも。会話を楽しむ意識を持ち、自然な笑顔を」
楽しい話には歯を見せてOK！
相手の話を楽しい、面白いと感じたら、素直な気持ちで歯を見せて笑おう。「愛想笑いは案外相手に伝わります。本当に笑いたいときに素直に」
鏡の前での笑顔レッスンを習慣に
「笑顔のつもりが、口角ばかり上がって目が笑っていないという人も。まずは、自分の笑顔を鏡でチェックするのを習慣に。“自然な笑顔”の、顔全体の表情筋の動きを覚える感覚で繰り返して！
この人に聞きました
雰囲気美人コンサルタント
沖田裕美さん
ジャパン・パーソナル・ブランディング協会認定イメージコンサルタント。学校法人に役員秘書として6年間勤務後、200件以上の国際会議や美術展覧会などで接客・PR・アテンド通訳業務に従事。現在は、セミナーなどを通じ「雰囲気美人コンサルティング」の普及に努める