(「日光に行ってきました(1)」は⇒こちら
)
今回は、日光の「杉の枯葉」と「苔(こけ)」です。
東林間放射能測定室さんが測定してくれました。
下記の”セシウム合計”とは、セシウム137とセシウム134の濃度の合計です。
かっこ内の記号 ”±” に続く数値は上や下への誤差の幅になります。
一般の方にも分かり易くするため、測定結果では”kBq/kg”で示されているものを、記事上では”Bq/kg”で表記します。 (そのために、一の位や十の位で四捨五入され、端数が丸められていることをご承知おきください)
尚、画像はクリックすると拡大します。
■杉の枯葉
日光は杉が有名です。
有名な杉並木だけでなく、市内にたくさん生えていました。
枯葉も、市街のあちらこちらに、当たり前のように落ちています。
この写真は、一般市街ではありませんが、例えばこんな感じです。
測定結果です。
<杉の枯葉 1> セシウム合計 1,540Bq/kg (±280 Bq/kg)
<杉の枯葉 2> セシウム合計 2,090Bq/kg (±370 Bq/kg)
<杉の枯葉 3> セシウム合計 2,410Bq/kg (±480 Bq/kg)
■苔(こけ)
苔類は濃縮されやすいということが分かっています。
座間市で セシウム合計 1,450Bq/kg (±220 Bq/kg) が見つかっています⇒こちら
日光は山林が多いせいでしょうか。生息していることろが多目のように感じました。
街中の写真ではありませんが、参道の石垣に生えています。
測定結果です。
<苔 1> セシウム合計 1,660Bq/kg (±270 Bq/kg)
<苔 2> セシウム合計 3,700Bq/kg (±560 Bq/kg)
<苔 3> セシウム合計 9,770Bq/kg (±1,510 Bq/kg)
<苔 4> セシウム合計 12,000Bq/kg (±1,800 Bq/kg)
<苔 5> セシウム合計 21,900Bq/kg (±3,310 Bq/kg)
<苔 6> セシウム合計 21,300Bq/kg (±3,220 Bq/kg)
<苔 7> セシウム合計 24,200Bq/kg (±380 Bq/kg)
※放射能の測定結果は絶対値ではありません。測定の機器や環境も左右する確率的なデータですので、あくまでも
参考値としてご活用ください。
また、放射生物質の崩壊や移動などにより時間経過で変化をしますから、永続的なデータでもありません。
文章:高木 公房