
題名に惹かれて図書館で予約。
この方、北海道出身の歌人だそうですが、なんと1962年生まれ。
私と同い年です。どうやら学年はひとつ下のようですが。
同い年の歌人といえば、俵万智さんがいますね。(他には知らないんだが。)
これは歌集ではなく、エッセイ。
まだ読み始めたばかりですが、面白い。
のっけから、「ときめき」延長作戦、なんて感じで始まる。
恋の始まりはときめきに満ちている。そのオーラに包まれた二人は無敵。相手の何もかもが素敵にチャーミングに見えてしまう。ふむふむ。わかるわかる。そうですよね。←ゆちょんを見る今の私だ。
でも、飛び立った飛行機が、急上昇からやがて水平飛行に移るように、恋のときめきもやがて穏やかになる。(そしていつかは下降する。)
親密さや穏やかさも恋の要素だとは認めつつ、しかし筆者は永遠に続くときめきを模索する。
つまり、上昇角度を抑えればいいと。ゆっくりと上昇すれば、それだけときめき期間が延びると考えたわけだ。
で、具体的にどうするかといえば、相手に情報を与えすぎない、セックスの回数を減らす・・・ということらしい・・・

名前を教えないで結婚する。血液型を教えない。年齢を教えない。などなど。
んなばかな。婚姻届出せないでしょ

実際にはありえないかもしれないが、面白い。まるで平安時代の結婚。
確かにあの時代の結婚は、不安定で女性にとっては切ないばかりの制度だったかもしれないが、いつまでたっても恋人同士のような間柄だったかもしれない。
婚姻届があるわけでもない。男性が訪れなくなれば、終了。
結婚する前だって、顔を見たこともない相手に恋をするわけだ。すごい想像力。
女房の噂だったり、歌だったり、色んなことから、想像してときめくわけだ。
・・・ん?
ここまで読んで、面白がっていて、何か、どこかで聞いたような、いや同じような・・・気がしてきた。
これって、私のこと?ゆちょんの作戦にまんまとはめられたか

確かに、今は写真も動画もある。声だっていっぱい聞いている。ドラマだって見てる。
情報も、たくさんある。
でも、不思議ちゃんなんですよね。突然髪を切ったかと思えば、実は長髪が好きなんです、といってみたり。
分かった気になっているのをあざ笑うかのごとく、違った一面を見せる。いつまでたっても掴みきれない、ハラハラドキドキさせる人。
会いに行きます、あなたを一番愛していますといいながら、なかなか会えない人。
ところで、平安時代の結婚って、3日通うと成立したそうで。
だから、いくら熱烈ラブレターをくれたって、3日続けて来てくれなければいつまでたってもただの愛人、数ある通い所のひとつというわけです。(たぶん、そんな感じ。正確な情報じゃありませんよ。)
3日です。3日・・・。3日

3日通ってきたら、正妻じゃなくても妻の一人になるわけです。世間にも認められ、少しは安定した関係になるだろう・・・と期待する。しますよね、普通。
これからは、もっと間を開けないで会いに来るって約束してくれたし・・・
えっ???
何の話でしたっけ???
わけわかめになってきました。
本を読んでも、想うは君のことばかり・・・ということで・・・


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