アイスブルー!ここはブログじゃないぞっ!

年々ややこしく…


何年前だっけかな？同業者たちと話してて、

「年々浮気調査を相談依頼してくる人たちの案件が、メチャクチャな状況の人たちが増えて言っ てるんだよね。」
「これでまともな証拠を押さえろって言われても…無理でしょ？ってくらい酷い内容の案件の割合が増えれるよね？」

こう言った会話って、多いんだよね。


で、色々僕なりに、考えてて思ったんだけど。

そー言った案件が増えてる理由には、色んな事が考えられるかな？ってね。


まずは…そもそもぶっちゃけ、「浮気調査」って言っても、色々あるのね。

「浮気をしてるのは間違いないので、とにかく証拠を押さえて下さい！」

って言う…言うなれば、「証拠収集」…って感じの調査依頼もあれば、

「今度の週末、飲み会だと本人は言ってるんですけど、ホントかどうか見て欲しいんですよ ね…」
「この日、何をしてるのか見てて欲しいんですよね…」

って言う…言うなれば、「確認調査」って感じの部類のモノとか。


そー言った違いはあるんだけど、そー言えば、僕がウチや他社の案件に関わってきた感じからすると、以前は、「確認調査」って感じの 浮気調査の割合 が多かった感じだったのだけど、年々「証拠収集」って感じの依頼の割合が増えて行ってて、最近では…
相談や依頼の 8割9割が、「証拠収集」って感 じかな？

ってふとね。

この違いって大きいような気がするんだよね。


何故かって言うと、「確認調査」の段階で、調査依頼をしてきてる人達って…ほとんどの人たちが、対象者に対して、不信感は抱きつつ も、まだ不信感どまりで、まだ…

対象者に対して、不信感を持ってるって事をまだ伝えていないってケースの人たちが多いのさ。


ってコトは、逆を言えば、疑われてるって言う意識を持っていない対象者たちが多いので、依頼者が不信感を持ったそもそもの原因についてのみ を、上手くピンポイントでの調査さえ出来さえすれば…
その時浮気をしていれば、ほぼ高確率で、何らかの証拠を押さえたりすることが多かったりするのね。

当然だけど、浮気をしていなければ…浮気の証拠もクソも無いんだけど。


とにかく、「確認調査」を相談依頼してくる人たちって、比較的まだ、何ら手つかず状態の案件の人たちが多いので、そう言った案件の 対象者って、油断しまくってることが多いし、映像的にも、油断してるからこそ分かりやすい映像が撮れるコトが比較的多いと思う。


順序と言えば、

１.「対象に対して不信感を持つ」

⇒

２.「調査をする」

⇒

３.「証拠を押さえる」

⇒

４.「法律相談に行く」

⇒

５.「対象と話し合い」


ざっとこんな感じの人たちが比較的多かったんじゃないかな？


まぁ中には、多少順番が入れ替わって、る人たちもいるんだけど。

１.「対象に対して不信感を持つ」

⇒

２.「法律相談に行く」

⇒

３.「調査する」

⇒

４.「証拠を押さえる」

⇒

５.「対象と話し合い」


とか…

ウチの場合よくあるのが、

１.「対象に対して不信感を持つ」

⇒

２.「探偵事務所(ウチ)に相談」

⇒

３.「法律相談に行く」

⇒

４.「調査する」

⇒

５.「証拠を押さえる」

⇒

６.「法律相談に行く」

⇒

７.「対象と話し合い」



といった感じに、調査を行う前に、その人のケースの場合、今ある証拠などがどれだけの価値があるのか、それを補うにはどの程度のモノがありさえす れば、済むのか。
等、その人によって、必要な物って、違うコトって多いの。
なので、調査を行う前に、弁護士に相談するようにアドバイスをしたり、調査の後、押さえた証拠の価値についてもて貰ったり、押さえた証拠の使い方 についての相談を弁護士にするように、アドバイスをしてるかな。


どちらにせよ、「対象に対して不信感を持つ」が最初であるのと、「対象と話し合い」これが最後。

これ、鉄則だし、「確認調査」の人たちって、こう言う順番をちゃんと踏んでる人達とも言えるんだよね。



逆に…「証拠収集」の調査依頼をしようとしてくる人たちってのは…ホント、逆だよね？


１.「対象に対して不信感を持つ」

⇒

２.「対象と話し合い」


いきなり話し合いだったり。


１.「対象に対して不信感を持つ」

⇒

２.「調査する」

⇒

（法的に見ての確実な証拠無し）

⇒

３.「対象と話し合い」


って感じの流れの人達が比較的多いかな？


そのあとに…「法律相談に行く」であったり、「証拠収集作業」であったり…。


そりゃ当然…警戒心は上がるし、手の内は晒してるし。

そー考えれば…自分の思うように効率良く証拠収集なんて…ありえないよねぇ～…。


んなわけなので、対象者が警戒心バリバリの状態になってる…って人達が比較的多いんだよね。


依頼者たちと話をしてて思うに。

とにかく…自分が何らかの不信感を抱いてるって事を、既に対象者に伝えてしまってる人達。
離婚話や別れ話の話し合いとか協議に、とっくに入ってしまった後の人達。

こうなってしまってれば、当然…証拠を掴まれないように、バレないように…行動するようになってしまうのは、当たり前だよね？
誰だってそうでしょ？どんな馬鹿な対象者であっても…今まで散々バカ丸出し状態のバカップル状態の対象者たちであってすらね？

しかし何故か、最近は、証拠らしい証拠ってモノが未だに無い状態であっても、手の内を先に晒してしまうとか、疑ってる事を先に対象者達話してしまう人が増 えてるってコトも原因なのかな？

って。


だから、「証拠を何としてでも押さえて下さい！」って言われ、いざ調 査をやろうにも…

「なんじゃこれ？」

って感じで、警戒心がありすぎて、どーしようもない状態になってしまってて…

「まぁ調査をやれって言えば、出来なくもないけど。証拠として法的に認めてもらえるような映像をを押さえるのは…ほぼ無理だと思うよ。」
「しかも安く効率良く…なんて、論外だよね。」

って感じに、なり果ててしまってる状態の案件が増えてる原因にもなってるんじゃないかって思う。


あと他の原因として、これまた多いのは、ネットで調べれば、色々な証拠を押さえたりする方法ってのが出てたりするよね？

そー言うのを参考に、自分なりに色々試してみたりして。

しかし…所詮素人であったり、対象者に顔バレしてたりする人自身が調査をやれば、んなの上手く行かなかったりするわけで。

で…調査に失敗…最悪、対象者にバレてしまい…

調査対象者の警戒心がメチャクチャになってしまうばかりか、せっかくの調査方法が２度と使えなくなってしまうとか…。


そーなってからの相談や依頼の人たち。

中には、自分たちなりに、あれこれやすく済まそうとして行ってきた行為が逆に、調査的には、無駄が多すぎてしまい、結果…

これ、実際にウチに相談してきた人にいたんだけど、

相談者「探偵使わず安くすまそうと考えて、友人と試行錯誤しながら、何とか証 拠を押さえようとしてて…気がついたら、２００万円くらい色んな事にお金を使ってしまってて…」
相談者「しかし証拠も押さえられず、もうお金も無い し。」
相談者「どーしたらいいんですかね？」

ってい人がいたの。

実は最近こう言った人たちからの相談も増えてて。

よくよく話を聞けば、

僕「んー…たぶんだけど。この案件、最初っから僕がやってたら…諸経費込みで、１０分の１もあれば、出来たと思うよ。」
僕「上手くいけば、２０分の１の予算で出来たんじゃないのかな？聞いてる限り、そんな難しい内容の案件とは思えないんだけど。」
僕「だって…こうしてこうして こうすれば…終わる話だよね？当然、そんなコトを今さら…出来ないけどね。」
僕「だって、もうそんなチャンスも無ければ、それをやるだけの予算も無 いんでしょ？探偵使わずに自分たちでやろうと思っても、予算的に無理だよね？」

相談者「ですね…。チャンスも予算も既にもう無いので、頼もうにも…自分たちでやろうにも… 無理ですね…。」


そんな感じで、予算的に見て…チャンス的に見て…警戒心の面などからして…

「調査をやれと言えば、出来なくもないけど。依頼者の目的達成については…どーなのかな？」


って感じに成り果ててしまってからの相談依頼って感じの人たちが、「証拠収集」の問い合わせをしてくる人たちって、比較的多い様な 気がするね。


やっぱ、リーマンショック以降、特にその傾向は強くなってる気がするね。


なるべく安く目的を達成させようと思って…

ある人は、これと言って法的に認めて貰えるだけの証拠が揃っているわけでもないのに、対象者に対して、不信感をぶつけてしまう。

「自分だったら、証拠らしい証拠ってモノが無くても、相手に認めさせることくらい出来るハズ だ！」

って言って、相手にあれこれ話してしまう。

しかし…相手を屈服させることが出来なくて…

相手に警戒心を与えてから、証拠ってモノがそれなりに必要だってコトをようやく認識して…みたいな？

その段階になってから、ようやく調査相談依頼する人もいれば、やっぱり何とか自分なりに証拠を押さえようとして…

でも失敗したりバレたりして…２度とまともに調査が出来ない状態に成り果ててしまってから…ようやく調査相談って言う人もいる。


って言うか以前なら、今自分が持ってる証拠らしいものが、証拠として認めて貰えるのだろうか？

って事を、対象者と話し合いをする前に、弁護士に相談に行って…それから対象者と話し合いをするって言う人も結構多かったような気がするんだけ ど。

しかし、最近では「３０分５千円(税別)」の法律相談のお金ですら勿体無いとか…

「行政の無料法律相談に行くために仕事を休んだり、交通費使って行くのが無駄って感じで…」

って言う人もいて。


何て言うかなぁ？
あまりにも、安く効率良く…を追求しすぎて、かえって非効率で割高な事になってしまってる人が増えてる気がする。


調査の打ち合わせとかでもね、僕は…なるべく効率良く、安く済む方法を考えて、提案してるつもりなんだ。

しかし素人からすると、一見するとその真逆に見える提案だったりするコトもあるんだよね。

そんな感じに、僕らであれば、こうした方が、結果的には安上がりなんだけどなぁー…って言う方法があるにも関わらず、

「探偵何て高くつく！」

って言う固定概念があるのだろうね？

で、結果として…さっき書いたように、逆に自分たちでやってた方が、非効率で割高なコトをしてしまってる…みたいな？


何だろな？
何か…不景気になればなるほど、難易度を自分から上げてしまってからの相談の人たちって増えてるんだよね。


「確認調査」が「証拠収集」の相談依頼よりも多かった時の方が、案外依頼者の金銭面での負担が少なくて済んでたり、 結果として早々と、何らかの証拠を押さえることになったって言う人の方が多かったかな？

それが…年々「証拠収集」の相談依頼の比率が増えれば増えるほど、面倒な状況の案件が…。


他社の案件の応援に行ったりしても、

僕「ココから張り込んで…って感じにやれば、良いんじゃ？さほど難しくないよね？」

他社「いやぁーー…実は、そこはもう使えないんだよね。どーやら依頼者がそこで張り込んで て…バレちゃってるみたいで。とにかくその辺りについて、やたらと対象が警戒しててさ。で…ウチも先日バレちゃってて…だから、あんたに 頼んだの。」

って言うのとか…。

僕「これって…こんなやり方しなくても、こうこうこうすれば、簡単じゃない？何でそうしないの？」

他社「実は…それを以前依頼者自身がやって…バレちゃってて、もうその方法は使えないんだよ ね。そのことを知らずに、ウチもその方法やった途端、即バレしちゃって…。上手くやるだけの自信が無いのに、下手にやるから…２度 と…。」

っとかとか。


対象との話し合いもそうだし、調査もそうなんだけど、言っては何なんだけど、一発で、相手を仕留めたり…観念させるだけの自信や根拠があるんな ら、良いと思う。

しかしほとんどの人たちって、大抵それが出来てなかったりするのね。

それが出来なかった後に、

「こうなれば…」

って、そこでようやく…では、遅いの。

話し合いや交渉って、何らかの準備ってモノが出来てないと上手く行かないの。

そのための証拠なんだよね？

調査も、ドタバタ状態では上手く行かないの。

それなりの地ならしとか準備とか…。

交渉事も調査も、相手の油断を突いて行うもの。

しかし、それが全然分かってない人たちが年々増えてる気がする。

より効率良く、より安上がりに、目的達成させようと思えば、なおさらね。

一見遠回りに見えるコトが近道だったりするの。


しかし色んな人たちを見てると、「証拠収集」って言うタイプの相談の人たちが年々増えて行ってて、最近では「浮気調査」と 言えば、相談者のほとんどが、「証拠収集」って感じ。

しかも、よくよく聞くと…まともな証拠らしい証拠も無しに、いきなり話し合いをして…撃沈。
ただただ相手に警戒心を植え付けて、自分の手の内を曝け出して…。

か、

自分なりに調査をやって…バレて、調査方法や調査チャンスを無くしてから…。

か、

自分たちなりに調査をしまくって、お金を使いまくって…もうお金がなくなってしまってから…。

のどれかって人たちが大半なんだよね。

でもって、とにかく、どーにも無くなってしまってるんだけど、意地に張ってしまってて。

相談者「とにかく、浮気の証拠をお願いします！お宅は、安く効率良く何とかしてくれるって言 う噂を聞いたので…」

ってね。


まぁ「証拠収集」の相談者たちと話してると、「確認調査」の相談の人たちと違って、大半がこんな感じのケースの人達かな？


ってなれば、当然…「証拠収集」の相談依頼の人たちが増えてるってコトは、調査的には状況が悪化しまくってる人達の割合が増えて 行ってるってコトも、当然と言えば当然の話とも言えなくもないかな？

ってね。



とは言え…そんな頭が痛い状況の人たちからの相談依頼であっても、なるべく僕なりに、出来うる範囲での「効率」「安さ」…「コストパ フォーマンス」と「クオリティ」を追求した作戦を考えるようにはしてるよ。

でもね、当然だけど、難易度の低い人たちと比べたら、それなりの感じにはなってしまっても…仕方ないよね？


冷たい言い方をすれば、

「その状況を作り出したのは、僕ではなく、あなた自身なんだからさっ。」

って事。


ただ…不景気になってから、結局のところ、それでも調査依頼を行うのか、もう諦めるのか。

２者択一で、「もう諦める…」って言う人の割合も増えてるのよね。


(ただ、「もう諦めます…」って言ってても、時々愚痴の電話やメール とチラホラと、ウチにしてくる人達もいるね。やっぱ、そーは言っても…って事なんかな？)



ウチに相談してくる人たちの中には、散々話をして…

相談者「あなたの言う事、物凄く納得が出来るし理解が出来る。その作戦も、今の現状を考えた ら、それが一番の方法だと思う。金額的にも納得の方法だね。しかもその方法は自分で行うのは無理だってコトもよく分かった。頼まなきゃ。 でも…もうそれすら頼めるだけの予算が無いの…。もっと早く相談してれば良かった…」

って言う人たち…増えてるね。


ウチって…弁護士さんからの紹介や、以前のウチの依頼者たちからの紹介で…ウチに相談してくる人たちも、結構いたりするのね。

「『とにかく、あそこは、なるべく効率良く安く出来るように考えてやってくれるハズだか ら。』って紹介されたので…」

ってね。


でも、最近そー言った人たちから紹介されてきた人たちですら…

「いくら考えても、こんな悪化してしまってる状況で、どーやったらそんな魔法のような方法が…？無茶言わないでよぉー…。」

って言う人たちが多かったりするのね。


そー考えると…
（T^T)


マジ、年々、無茶ぶり相談が増えてるよねー。
（T^T)


人気ブログランキングへ