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*自民党、地方選で連敗
11月17日に行われた福島市長選ですが、自民や公明が支援していた現職の瀬戸孝則氏が新人の小林香氏に倍以上の票差で敗北しました。
小林香氏はいわゆる官僚側の人間ですが、彼は今までに石綿健康被害救済部部長(アスベスト被害者救済活動)などをしており、福島市でもその時の手腕を期待することが出来るでしょう。
少なくとも、原発推進派の自民や公明と癒着していた前市長の瀬戸氏よりはマシです。

今回の選挙結果は自民党には衝撃的だったようで、石破幹事長は「現状に対する不満が現職にすべて集中した。政府も党も大きな責任を負っている」とコメントし、今後の政策などを見直すことを示唆。
それにしても、私もここまで大差で新人が現職を破るとは思いませんでした。ギリギリで競り勝つような感じをイメージしていたので、予想以上に福島では住民の怒りが高まっていたということなのでしょう。

まあ、小林香氏も除染を掲げている方なので、基本的には今までの市長と大差は無いと思いますが、地盤も組織も持たない新人が自民党と公明党が全力支援している候補に勝てたのは本当に凄い事です。
次の総選挙は4~5年後になりますが、その時には放射能の被害も表面化して、今以上に凄まじい事になるかもしれません。三宅洋平氏や山本太郎氏が応援している候補もこの前の地方選で当選出来ましたし、ちゃんと駒を揃えれば、次の総選挙では政権をひっくり返す事も出来ると私は確信しています。


☆福島市長選でも自民党大敗 内閣支持率は高いが・・・(13/11/18)


☆小林香 (政治家)
URL http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E9%A6%99_(%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6)

引用:
福島県伊達市出身[1]。福島県立福島高等学校、中央大学法学部法律学科卒業。サセックス大学修士課程修了[2]。

1988年(昭和63年)、大蔵省に入省。関税局輸出課に配属される。2002年(平成14年)、環境省に出向、地球環境局環境協力室室長補佐に就任。2011年(平成23年)、独立行政法人環境再生保全機構の石綿健康被害救済部部長に就任。2013年(平成25年)7月、環境省を退職[1]。

2013年(平成25年)11月17日に行われた福島市長選挙に無所属で出馬。現職の瀬戸孝則(無所属、自民党・公明党・社民党推薦)、新人の山田裕(日本共産党)ら2候補を破り、初当選。得票数は、小林が72,441票、瀬戸が32,851票、山田が7,620票。投票率は49.10%[3][4]。同年12月8日に市長就任の予定[5]。
:引用終了

☆福島市長選、新顔の小林氏が初当選 現職ら2人破る
URL http://www.asahi.com/articles/TKY201311170065.html

引用:
福島市長選は17日、投開票され、無所属新顔で元環境省職員の小林香氏(54)が、4選をめざした無所属現職の瀬戸孝則氏(66)、共産新顔で党地区委員長の山田裕氏(58)の2人を破り、初当選した。投票率は49・10%(前回38・18%)。

進まぬ復興、不満反映

 福島県内の首長選では、東京電力福島第一原発事故後の除染や復興の遅れに対する住民の不満から、今年に入って郡山市、富岡町、いわき市で現職が相次いで落選。現職による政策の継続か、新顔による刷新かが焦点の一つとなっていた。

 小林氏は「停滞感を打ち破らなければならない」と市政の刷新を強調。除染の加速や、除染した土を一時的に保管する仮置き場の早期設置を訴え、支持を広げた。瀬戸氏は実績を強調し、自民、公明、社民の市支部から推薦を得て組織を固めたが、及ばなかった。
:引用終了

☆<福島市長選敗北>石破自民幹事長「政府も党も大きな責任」
URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131118-00000072-mai-pol

引用:
 17日投開票の福島市長選は自民、公明両党が支援する現職が新人に倍以上の大差で敗北した。政府・与党にとっては、国主導で東京電力福島第1原発事故の復興加速化を打ち出した直後の想定外の惨敗で、今後の政権の復興政策への影響を懸念する声が出ている。

 自民党の石破茂幹事長は18日の記者会見で「現状に対する不満が現職にすべて集中した。政府も党も大きな責任を負っている」と述べ、除染などの復興が進まないことへの不満が背景にあると説明した。一方で「除染が魔法みたいにどんどん進捗(しんちょく)していくことは難しい」とも述べた。

 福島県内では4月の郡山、9月のいわき両市長選などで現職が相次いで敗北した。このため、福島市長選でも当初から同党には「復興の遅れが現職首長への不満につながっている」と危機感が強かった。
:引用終了

☆福島市長選新人圧勝:放射線対応 住民「裏切られた」
URL http://mainichi.jp/select/news/20131118k0000m010087000c.html

引用:
東京電力福島第1原発事故の放射線被害に苦しむ福島市民の選択は「変革」だった。17日投開票された市長選で、地盤も組織も持たない新人の元環境省東北環境事務所長、小林香氏(54)が、自民、公明などが支援する現職の瀬戸孝則氏(66)をダブルスコアで破った。市民一人一人の現状への不満が大きなうねりとなり、地滑り的な勝利をもたらした。

 福島市東部の山あいに位置し、市内でも放射線量が高い大波地区。瀬戸氏にとって出身地の近くにある地盤だが、沿道には小林氏のキャッチフレーズ「変えよう!福島」と書かれたのぼり旗が目立つ。「表立っては言えないが、今回は瀬戸さんには入れない」。住民の一人は声をひそめて話した。同地区では事故後、子育て世帯の自主避難が相次ぎ、児童が二十数人いた市立大波小は6年生1人だけに。来春には休校の見込みだ。しかし、市から地区振興策が具体的に示されたことはない。このままでは地区が消滅しかねず、避難自治体の「仮の町」誘致を模索する動きもある。

 瀬戸氏を支持してきた農業の男性(64)の自宅は、除染で毎時1.2~1.5マイクロシーベルト程度あった放射線量が同0.2~0.3マイクロシーベルトに下がった。しかし、裏山で採れるキノコからは基準値(1キロ当たり100ベクレル)の20倍以上の放射性セシウムが検出され、放射性物質への不安から沢水も使用できなくなった。「被害は無い」「安全」と強調する市の姿勢に「実態を調査しようとしていない」との不信感が生まれた。変化を求めて小林氏に投票した。
:引用終了


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