この週末を利用して東京に行ってまいりました。
日曜日、丸の内ピカデリー1まで「終戦のエンペラー」見てきました。
トミー・リー・ジョーンズがダグラス・マッカーサー元帥になりきって演じた事や、
日本とハリウッドの名優の共演も話題ですが、
天皇制の神格化の真相と、昭和天皇の人間宣言から、
「天皇は国民の象徴」の真相に迫る。
1945年8月15日の「玉音放送」による無条件降伏宣言から2週間後、
GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の司令官としてダグラス・マッカーサー元帥が日本に上陸。
マッカーサー元帥は、日本に精通する部下のボナー・フェラーズ准将に、
10日間で太平洋戦争の真の責任者をさがせという特命を下す。
懸命な調査で日本国民ですら知らなかった太平洋戦争にまつわる事実を暴き出していく過程で、
かつての恋人であるアヤをさがしたり、
GHQ内で敵対するグループの妨害や、日本人の一段の迫害に遭いながらも、真相に迫り、
そして・・・
内容的には硬派で、日本人なら見るべきな内容に納得。
太平洋戦争のタブーに切り込んだ所に直球感が出ていましたね。
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ワタクシは丸の内ピカデリー1で、この「終戦のエンペラー」を見て正解やわって思ったわ。
まず、丸の内ピカデリー1。
有楽町マリオン、ルミネ有楽町(旧有楽町西武A館)9階にある、松竹の映画部門のチェーンマスター館。
隣の丸の内ピカデリー2と共に、数少なくなった2階席のある映画館で見る映画は格別やった。
「ピカデリー」という名称も、戦後占領軍によって「邦楽座」から接収し、改名され、
接収解除後も「丸の内ピカデリー劇場」として、松竹洋画系の基幹劇場となっていた経緯がある。
それと、
上映前に終戦後、GHQ本部が置かれていた第一生命館を一部再利用したDNタワー21にも寄ってきた。
正面玄関で、あのマッカーサー元帥も歩いていたんだなぁって思ったわ。
ここで、「終戦のエンペラー」を見る事は必然的やったわ。