私は61歳のジジ。
同じ屋根の下で、暮らしているのは、8人。
ジジ・ババ・娘夫婦・そして孫4人。
凄く「にぎやか」。
「にぎやか」な事が楽しく感じる時。
「にぎやか」ではなく「うるさく」感じる時。
その日によって、感じ方が違います。
どちらの日が多いかと言えば、後者となります。
一番したの子は、まだ2歳になったばかり。
まだ、しっかりとは話せないので、何かを、うったえたい時は泣くしかない。
孫の一人が話し出す。
しかし、この話は誰も聞いていない。
この話を聞いていれば、自分が話したい事を話す順番は回って来ない。
誰かが話していても、かまわず自分も話し出す。
この順繰りを4人で繰り広げる。
分かりますか?
この「にぎやか」の音量が!
この写真は、娘の友達(産婦人科で同じ病室だった人達)が子供を連れて、
遊びに来てくれた時の写真。
友達の一人が、「家を建てようと考えているんだけど。」と話しているのが、
聞こえてきました。
私が、住宅の設計や施工を、仕事にしている事は、その友達は知りません。
「先週の日曜日も、展示場に行ったけど、説明されても、
さっぱり分からなくて。」
こんな話をしていました。
娘にも前に、何度か言われた時があります。
「お父さんの話は、専門用語が多くて分かりにくい。」
説明される側の人は、家づくりの専門家ではないので、
もっと分かりやすく、具体的に、話した方がいいと、この時、思いました。
この事が、このブログを書く、きっかけの一つになりました。
お客様に質問され、それに答えるにしても、正しい事を話すだけでは、
100点ではない。
お客様が理解出来るように説明できなければ、0点と同じ。
この事を頭に入れて、これから、このブログを書いていきます。
今まで、お客様から頂いた質問や疑問などを、このブログに上げ、
分かりやすく、ご説明していきます。
私は、家を設計する時に一番大事にしている事があります。
それは、住む人の健康です。
チョット前まで、日本では有害物質の規制がなく、多くの人が、
「化学物質過敏症」や「シックハウス症候群」になり、苦しみました。
現在は規制も出来たので、前ほどではありません。
それでも、まだまだ家を設計する人は、気を付けなければなりません。
エコ先進国である、ドイツに学ばなければならない事が、たくさんあります。
この情報についても、書いていきます。
お客様が持っている価値観の順位と、私の考える順位は、
当然違うと思います。
しかし、家・住む人・地球・の健康を願う気持ちは、同じではないでしょうか!
家づくりのどの部分に、こだわるか一緒に相談したいと、思います。
大学卒業後一級建築士を取得し、建築一筋39年になります。
ここ22年あまりは、人が住む家を木で造る事を、仕事にして来ました。
就職試験の面接で、やりたい仕事は、と質問された時に、
みんなは「超高層」と答えたようです。
おそらく、「木で造る家」と答えたのは、自分だけだったと、思います。
その夢を、39歳の時に、やっと果たしました。
私はこれまで200棟以上の設計・施工・に携わって来ました。
後、何年仕事が出来るか、分かりませんが、今まで以上に、
「迷っている人、悩んでいる人」のお役に立てれば、幸いです。
今回は、ご挨拶をかねて、私の生活している環境をそのまま、書きました。
そして、お客様にとって、分かりやすい説明が必要な事、
もう一つは、61歳の年よりですが、その分経験も豊富にあり、
気楽に相談してほしい事を書きました。
次回は、「パッシブハウス」について書きます。