小学生から中学生に上がると、環境が大きく変わるため、


練習が思うように行かないことが多いですね。


いえ、すでに小学生のころから塾や習い事で今の子供たちは


毎日遊ぶ時間も限られています。



中学生になって部活や宿題、そして試験に追われる日々を過ごしていると


なかなかピアノや歌に、気持ちが向かわなかったりします。


時間的な問題、特に音の出る楽器の練習は早めにしないといけません。


でも、帰ってくるのが遅い&塾&宿題…とやっているうちに


あっという間に就寝時間。


デジタルピアノでヘッドホンをつけて練習しても、もう体力の限界に


達していることがほとんど。



だから、レッスンに来る足取りも重く…なる子もいますが


私の生徒さんたちは割と気楽に来てくれます。


足取りがちょっと…の生徒さん、今日もいましたが


レッスンでみるみる元気に明るいお顔になって帰って行きました。



音楽の道に進みたいと本気で考えている生徒さんには言いませんが、


たいていは、趣味で音楽を続けたい生徒さんなので、


「ヨシ。できる時に練習しようね。

 

できなかったら、レッスンで先生と練習しよう。」



と言います。


それは、一見甘やかしの様ですが、甘やかしとは違います。


できる時にできることを精一杯やれば、それでいいと思うのです。


できない時に、やりなさいと言っても無理ですから。



私の生徒さんに対するレッスンの最大の目的は、


 「心から音楽を愛せるように」

 「なるべく長く楽しく、ピアノや声楽を続けていけるように」


その手助けをしていくこと。



 楽器演奏が上達するためには、練習が欠かせません。


 好きな曲を弾きたいなら、なにはともあれ練習。


 弾けなくて悲しくなったら、気が済むまで泣いてもいい。


 そして、次の日にはまためげずに懲りずに楽器に向かう。


 発表会やグレードで悔しい思いをしたくなかったら、練習。


 もっときれいな音で、もっと上手に演奏したいなら、やっぱり練習。


 一に練習、二に練習、三四も練習、五も練習なのです。


 (ちなみに、アップこのフレーズも生徒さんにいつも言います。にひひ



正しいフォームで、適切な練習方法で、効率よく…練習すること。



そう言えば発表会直後に、あるお母様がおっしゃいました。


「先生、やっぱ練習量がものを言いますねビックリマーク

 本番で息子があれだけ弾けたのは、

 これでもかと練習したからだと思うんです。」



今日のちょっと気が重そうだった中学生の生徒さんも、


音楽が大好きなのです。


だから練習すればもっとうまくなるはず。


それがわかっていながら、レッスンですべきレベルを下げるのは、


講師として受け入れ難く辛いものだけど、


いつしかそれも、すっとできるようになりました。


その切り替えができるようになってから、中学の生徒さんたちだけでなく、


私の心も軽くなりました。それがベストな道なのですね。




今日の彼女は、中学校ではコルネットを吹いています。


勉強がかなりキツイ学校に通っています。


宿題もハンパないようです。



大変なのは先生もよ~くわかっている。


だけれどでも、大変だからできなかったからとそれで終わらせずに、


自分には何ができるか、を考えて!


グチはいくらでも言えるけど、それよりレッスンでは音楽だけに


気持ちを集中していけばスッキリするはず。


先生と一緒に40分間、音楽でお話しをしよう。


グチも聞くけど、さ。



 その生徒さんも、思春期真っただ中。


 いろいろと衝突や葛藤も、心の中に渦巻いているようです。


 自分の落ち度を素直に認めたくない、


 人の意見に反発したくなる、


 言いわけを常に考えている。


 オトナのやることに対して、やたらと批判的な意見をぶつける。。



…自分を守るために、必死なんだね。



だけど、本当の君はすごくまっすぐなはずだよね。


私とのレッスンでそれを思い出して欲しいんだ。




その生徒さんは、本日指のウォ―ミングアップをし、


やらなければならない課題曲を一緒に譜読みし、


最後にオマケちゃんで、


「トランペット吹きの休日」(ルロイ・アンダーソン)を連弾しました。


コルネット吹きだからね♪チョキ



初見でいいから、ぶっつけでどこまで行けるかやってみよう!


間違えても気にしないで。


目の輝きはますます増していき、…40分のレッスンを笑顔で終えました。



今日のレッスンで、先生が何より嬉しかったのは、


あなたが自分の言葉で、自分が悪いと気がついた点について、


私に素直に謝れたことだよ。



私に謝ることは、自分に謝ること。


自分に何が足りないか、気づけて良かったね。


さあ、気づいたら即実践だよ!



やすこ先生の日記帳


今日こそ簡単に書こう、短めにしようって思っていたのに~、

結局長くアツく語ってしまいました。

みなさま、いつも私の記事にお付き合いくださいまして、

ありがとうございます。





音譜烏なぜ啼くの 烏は山に


  可愛い七つの 子があるからよ


  可愛い 可愛いと烏は啼くの


  可愛い 可愛いと啼くんだよ


  山の古巣へ 行ってみてご覧


  丸い眼をした いい子だよ音譜





ぽちっ!一日一回の1クリックで応援してね ニコニコ

    全国の素晴らしい先生方のブログに出会えますキラキラ

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ ブログランキングに参加しています星
にほんブログ村





 ♪あらき音楽教室♪HP


  もみじ お問い合わせは、HPのお問い合わせフォームからどうぞ もみじ