【児童ポルノ規制法の改正案】は、表現規制をしたい側に都合が悪い事例を一切を無視している! | たるい良和 オフィシャルブログ

【児童ポルノ規制法の改正案】は、表現規制をしたい側に都合が悪い事例を一切を無視している!

 『児童ポルノ規制法の改正案』は表現規制をしたい側に都合が悪い事例を一切を無視している!

 自民・公明・維新によって提出された児童ポルノ規制法の改正案は、その内容もさることながら、提出に至る手続きにも重大な問題があると考えております。

 法律が制定されてから14年の間に国内外で行われて来た議論の積み重ねを一切無視していること、特に海外で非実在青少年の性表現に対する規制や単純所持禁止、オーバーブロッキングなど新たな人権侵害や社会的に許容しがたい弊害が発生しており見直しを求める動きが多数存在するにも関わらず、これらの失敗した政策を無批判で追認すべきではありません。

 特に非実在青少年の性表現を全面禁止することを前提にした予備調査の実施を定めた附則第2条に関しましては、昨年6月にスウェーデン最高裁で下された無罪判決や7月にデンマークの警報審議会が法務大臣の諮問を受けて取りまとめた答申「性犯罪に関する報告」の結論など表現規制をしたい側に都合が悪い事例の一切を無視している点より、初めから表現規制に肯定的な立場の委員で固めた結論ありきの偏向的な調査を実施する危険性が非常に高いと考えざるを得ない。


・スウェーデン最高裁における非実在児童ポルノ所持無罪判決

・Cartoon paedophilia harmless(Copenhagen Post: July 23, 2012)

・刑法審議会答申「性犯罪に関する報告」原文(デンマーク語)

 今回の法案に対して危機感を抱かれている皆様から多数ご意見、情報をいただいております。
 この場を借りて御礼申し上げます(M_M)。

 いただいたご意見や情報を党内の議論や国会審議に反映させるよう全力を尽くす所存ですので引き続き、メール、Twitter、facebookなどに是非ご意見や情報をお寄せください。