福島大学が短時間でストロンチウムの分析に成功。2週間~1カ月かかる物を15分で分析可能 | まっちゃんのブログ

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20130918 ストロンチウムを短時間で分析 投稿者 Yurusan

東京電力福島第一原発の事故に起因する放射性物質のうち、これまで分析に

時間がかかっていたストロンチウムについて、短時間で分析できる

新しい手法を、福島大学などの研究グループが開発し、グループでは

深刻化する汚染水問題への対応にも役立つとしています。

放射性ストロンチウムの新しい分析手法を開発したのは

福島大学の高貝慶隆准教授や、日本原子力研究開発機構などの

研究者でつくるグループです。

福島大学の高貝慶隆准教授
「セシウムというのは、例えばセシウムを不幸にも

食べてしまった場合、全身に蓄積するんですけれども

ストロンチウムとは違くて、ある特定の骨に蓄積します。」

ストロンチウムは、食品や水、牛乳などを通じて体内に入り

がんを引き起こすおそれがあると指摘されていますが

その分析には、これまで2週間から1か月程度の時間が

かかっていました。

研究グループが開発した新たな手法は、ストロンチウムを

特殊な樹脂に吸着させたうえで、酸素を使ってほかの物質と

振り分けるもので、早ければ15分程度で測定が終わる

ということです。

また、これまでの手法は、特殊な薬液を用い、許可を受けた場所

でしか作業ができませんでしたが

新たな手法では、一般の研究室などでも作業ができるということです。

分析の精度は、従来の手法よりも多少、低くなるということですが

研究グループでは、福島第一原発で汚染水問題が深刻化するなか

分析を迅速化することで、素早い対応につなげることができる

としています。

福島大学の高貝慶隆准教授
「あの~ 従来法は従来法で感度がいいとかですね。

いろんないいメリットがあります。ただやはり危険か危険ではないか

すばやく判断しなければならない時に、測るまでは分析結果が

分かりませんので、そのある一つの選択肢として活用できればなと

思っております。」


なぜ従来の検査が2週間~1カ月かかるのかというと

ストロンチウムを分析する方法は、ストロンチウム90が

壊変して生まれるイットリウム90のβ線を測定することで

ストロンチウムを分析します。

イットリウム90の方がエネルギーが大きくて測定が

しやすいそうです。イットリウム90の生成の時間を

含めると2~3週間が必要になります。

これがストロンチウム90の測定が迅速に対応できない

大きな理由です。

ソース
同位体研究所
http://www.radio-isotope.jp/Analysis/analyse_Sr90.html

日本分析センター
http://www.jcac.or.jp/method_sea_6.html

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