私ごとですが、昨日は私の母の誕生日でした。
母はとても欲のない人で、私が子供のころから
「誕生日、何が欲しい?」
と聞いても、
「別に~。アンタたち(私と兄)が元気なら、何も要らないよ。」
しれっと答えるばかり。
だから、私は自分で考えつく母へのプレゼントをしてきました。
(ささやかですが~)
大人になってからは、母の好きなDVDとか本などを。
そして今年。
「何か欲しいものある?」
「う~ん、特にないよ。」
やっぱりね~。
でも、しばらく経ってから
「山崎豊子さんの”愛する人”の本、欲しいな。」
と言ったので、早速ゲットしました。
母は、山崎豊子さんの作品が大好きです。
後は歴史物とか、昔の洋画とか…。
しかし、母はすでに先日実家に帰ってしまったので
明日、郵便で送ります♪ おいしい菓子折りも添えて。
父は高校生のころに他界いたしましたので、
母は苦労して私たち兄妹を育ててくれました。
若いころには、その苦労を慮ることもできなかった娘です。
いたらない娘でたくさんの迷惑をかけ、反抗もしてきました。
でも、いくらイヤな思いをしても笑顔を忘れず、
私たちを優しく厳しく教育し、自身は朝から働きどおしで
ひたむきに謙虚に生きてきた人です。
兄を専門学校へ行かせ、私を音楽の道に進ませてくれた母。
グランドピアノと防音室も、無理を言って買ってもらいました。
今はもう防音室は無いけれど、実家に置いてきたグランドがあります。
ヤマハのC3です。
埼玉の私の家にあるグランドは、私が買ったカワイのグランドです。
本当は、実家のピアノを持ってきてサイレント機能を付けようかと
迷いましたが、機械を入れると音が変ると調律師さんが言うのでやめ、
こちらでカワイのピアノを買ったのでした。
なんだか、ピアノの話になってしまいましたが、
母が買ってくれたグランドの音が変ってしまうのは忍びなくて、
そういった経緯で実家においてあるのです。
想い出が詰まったピアノです。
母が元気なうちは、その存在の有り難さが良くわかっていない
のかも知れません。
母の母、私の祖母も元気に長生きした人でした。
一昨年、亡くなりましたが。
祖母や母を見習って、一日でも元気にたくましく…そして
(なるべく)謙虚に生きたいと思う、このごろです。
母のマネはできないですから。
私なんか、まだまだ足元にも及びません。
…どこまで、母のようになれるでしょう~?
私の一生の課題です。
青い月夜の 浜辺には
親を探して 鳴く鳥が
波の国から 生まれ出る
濡れたつばさの 銀の色
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