昨日の埼玉県越谷市で起こった竜巻による災害。
今年の夏は、異常高温、多雨、そして今回の竜巻です。
次から次へと続く自然災害の猛威は、もはや毎年起こることだという時代に入ったのでしょうか。
テレビ報道の場面を通して、被災された家屋を見て感じることは、地震や洪水に被災した家屋に重なります。
戦後間もない頃、大量生産された家屋の災害に対する防衛能力は、おそらく弱いと思います。
それでは、現在は大丈夫なのか・・・ボルトで締める接合金物とスクリュー釘に頼る木造建築がほとんどですが、やはり技術に裏付けられたものでなければ役には立たなないでしょう。
「木造は火災に弱く、災害に弱い!だからコンクリート住宅が一番!」
という短絡的な結論を、私は考えていません。
コンクリートは、解体時の作業に費用と時間がかかります。
それ以上に、ヒートアイランド現象の増加を助長してしまうという問題があります。
竜巻が起こる引き金にもなります。
住宅の建築工法には一長一短ありますが、これからの住まいは「中で暮らす人の命を守る」という基本的な理念を忘れてはいけません。
自然環境の厳しい日本での住まいづくりについて、2011年3月から、私たちに新たな試練が課せられているのだと考えます。
これに立ち向かうことが、技術立国日本復活に必ずなると思います。
明るい未来が待っている!
FP不動産屋さん フェア・ラウンド