ここのところ、小さなお子様数名のご入会をいただきました。
そして同じ時期に大人の方も一名ご入会くださいました。
「昔バイエルをやっていましたが、
この歳になってからまた始めても大丈夫でしょうか?」
と遠慮がちにおっしゃいながら。
「もちろんです。ご一緒に、お好きな音楽を楽しんで参りましょう。」
そう申し上げましたら、その方のお顔はぱ~っと明るくなって、
「嬉しいです。先生、私バッハが大好きなんです。
バッハ、弾けるようになるでしょうか」
「はい、大丈夫ですよ。バッハの作品でお好きなものはなんですか?」
「ゴルトベルグ変奏曲です。」
「そうですか、すばらしい作品ですよね。」
「そうなんです!もうバッハが大好きで、車の中でもずっとバッハを
かけています。…でも時々尾崎豊ですけど。」
「いいじゃないですか~。尾崎豊さんも
…そうですね、ゴルトベルク変奏曲も素敵ですが、
まずは、こちらの曲集からやってみましょうか。」
とご提案したのが、”アンナ・マグダレ―ナのためのクラヴィーア小曲集”。
先日体験レッスンにいらして、そんな会話をしつつピアノを弾き、
本日は第一回目のレッスンでした。
体験レッスンの時にお渡しした数曲の中から、
有名なメヌエットト長調をお選びになりました。
(みなさまご存じの方も多いかと思いますが…、
ヨハン・セバスティアン・バッハ作曲とされてきた
「メヌエット ト長調」BWV Anh.114は、
現在ではクリスティアン・ペッツォルト(1677-1733)作曲
であることが確認されています。)
指の体操をし、鍵盤で準備運動をし、いよいよこの曲に。
やはりお好きな曲は、思い入れがあるので音にも非常に気持ちが
入っていらっしゃいます。すばらしいことですね。
「先生、簡単かな~と思いましたが、難しいですね~。バッハ。」
「そうですね。でも、取り組んでいるうちに慣れて行きますよ。」
「はい。今日はとても楽しく弾かせていただきました。
勉強になりました。ありがとうございました」
…こちらこそ、その嬉しそうにされるご様子を拝見できて嬉しいです。
バッハ、私も大好きです。
奥の深い世界、バッハの作品。
ご一緒にその魅力をこれからも堪能して参りたいと思います。
~ご参考まで~ ゴルトベルク変奏曲について
バッハが音楽を手ほどきしたヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクが
不眠症に悩むカイザーリンク伯爵のためにこの曲を演奏した
という逸話から「ゴルトベルク変奏曲」の俗称で知られている。
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