今日は珍しくサッカーの話題です。

ブラジルで行われているFIFA

コンフェデレーションカップで

日本の侍ブルーがイタリアに接戦。


惜敗ではありましたが、来年に

つながる戦いぶりだっと感じました。


勝負は時の運』とは、よく

いったものです。


スポーツの世界で格下が格上に

勝つには、色々な条件が

揃っていないとなかなか

難しいものです。


でも、今回の日本代表は、格下

と感じさせないくらい、前半は

上手で懸命な試合運びだった

のでは?


イタリアの速いパス回しの

お株を奪うくらい、超早く

プレスをかけ、球をぎりぎりで

奪い、速いパス回しで

速攻を仕掛ける。


日本が主導権を握った

前半だったと思います。


ブラジルに惨敗した日本が

なぜ蘇ったのか?なぜ

生き生きとプレーできたのか?


それには、多少失礼ながら

多くの幸運に恵まれていた

ためだと思いました。


1つは、天候です。天候は

いい訳にはできませんが、

乾燥地の多いイタリア

(湿度の多い冬場は気温が

低い)でプレーする選手は、

高温・多湿の

今回の会場は苦手だったはず。

パフォーマンスが落ちたはずです。


思い起こせば、日韓W杯で韓国が

イタリアを破った試合も、高温

多湿でした。イタリア人は

湿気が苦手なんでしょうね。


(しかも、この試合は、

イタリアが世界に誇る

ディフェンダーのカンナバーロと

ネスタの2人を出場停止で

欠いていました。この幸運も

あったのです)

2つめは、日程です。


日本が中3日、イタリアが中2日。

この1日の差は過酷な天候では

大きく影響します。


3つめは、ザック監督がイタリアの

サッカーを熟知していること。


プランデッリ監督の采配や選手

起用、戦略・戦術も既に

頭の中でシミュレーションし、

選手に的確なアドバイスを

送れていたはず。


この3つの条件が揃ったため、

日本は前半までは、互角以上の

戦いができたと感じます。


後半は、さすがに前半飛ばしすぎた

つけがきてしまい、集中が

欠ける場面が多くなり、

試合巧者のアズーリイタリアの

面々に見事にやられてしまいました。


逆に言えば、これだけの好条件が

揃いながら、1歩及ばずに

敗れたということは、

先の2つ、天候と日程の条件が

反対になれば、イタリアとは、

まだまだ実力差で押し切られて

しまう結果となったことでしょう。


香川、本田、長友の海外組みは、

そのことを痛感しているはず。


だから、悔しくて、また眠れない

日が続いているかも・・・・。


今の日本は、ブラジルやスペイン

といった高速のパス回しや

ボールキープ力を持った国とは、

まだ勝負にならないでしょう。


なぜか?


それは、日本のお家芸の

パス回しの主導権を

握られてしまうからです。


イタリアよりも、この2国は、

パスの精度やクリエイティビティ性は

上です。日本のいいところが

出せず消される可能性が

大だと思います。


すみません。ここまでネガティブな

ことばかり書きましたが、

それというのも、1年後の

日本代表に期待している

からです。


タレントは、以前にも

増して豊富です。


ただ今の日本のままなら、

来年のブラジルW杯の

予選は、相手国に

よりますが、3戦3勝もあり、

3戦3敗もありそうです。


それを悪くても2勝1敗か

2勝1分けに持っていくには、

岡崎のような意外性のある

パフォーマンスのできる選手が

2~3人欲しい気がします。


それと3列目の選手の

飛び出し。2列目までは、

各国DFが必ず押さえ込みます。


3列目から長谷部や細貝の

(あるいは、新メンバーで

柴崎)意外な飛び出しと連係が

からめば、得点シーンも

もっと多くなるはず。


それには、

上位国のようにボランチの

シュートの精度とスピードが

求められます。


でも、これでいいと思っていない

選手が多いので、

期待できます。


来年こそ、

世界をあっと驚かせる

サッカーを見せて欲しい

と思います。


それにしても、今回は

日本が勝ってもおかしくなかった

試合でした。でも、時の女神

は、百戦錬磨のイタリアに

微笑みました。


「まだまだ修行が足らないわよ」と

女神が叱咤激励している

声が聞こえてきそうな

試合でした。