飲食店の開業支援を名古屋で行なう、税理士法人岡部会計事務所です。

開業資金を作る方法は大きく2つに分かれます。

1. 自分のお金を貯金して蓄える（自己資金）

2. 他人のお金を使わせてもらう

また、他人のお金（他人資本）に関しては、さらに大きく3つに分かれます。

ちなみに、難易度は下に行くほど高くなります。

1. 家族や知人からお金を借りる

2. 日本政策金融公庫（日本公庫）などから融資を得る

3. 投資家に会社の株式発行して売る

起業される方の多くは、自己資金だけでは足りないため、家族からの借入や金融機関からの融資を受けて開業資金に充てます。

いずれの場合も、自己資金をどれだけ貯めてきたかで、あなたの本気度や計画性、お金に対する管理能力を見られるため、できる限り多くの資金を開業に備えて貯めておいた方が良いのは、言うまでもありません。

ちなみに、日本政策金融公庫の新創業融資制度（無担保・無保証人でもOK）を利用する為には、開業に必要となる資金総額の「1/3」の自己資金が必要とされます。

そして、今から自己資金を作る方の場合は、この「自己資金」の定義に気をつけるようにしましょう。

日本政策金融公庫が定義する「自己資金」とは、具体的には給与振込や何らかの所得を通帳に記入した入金・残高の記録です。

そのため、融資のために他人からお金を借りて一時的に通帳に記入したり（所謂「見せ金」）、手元に現金として持っていたりしても、日本政策金融公庫からは自己資金とはみなされませんので注意しましょう。