人間、心のおもむくままに生きられたら幸せですね~。
したいことだけして、言いたいことを言って、
食べたいものを食べて、寝たいだけ寝る。(笑)
・・・こう書くと、ただのわがままで超イヤな人のようですが。
いえ、あの。
人として生きていくのに必要な、
他人との折り合いも上手につけながら~の、
自分らしい生き方ができればいいなと思うんです。
人の意見も尊重し、共感し合いながら、
安心できる場所で、楽しみながら生きる。
しかし、現実はそうはいかない。
大人は特にそうですが、
「~しなければならない」ことも日々多いので、
肩に力が入った状態で過ごしていることもあります。
(生徒さんたちには日頃、”脱力が大事”と
伝え続けているというのに・・ね。σ(^_^;) )
はたまた、冷静に考えれば必要もないのに
「~ねばならない」と、気づかないうちに自分自身を
束縛しているときもありますね。
・・・その状態に、すぐ気がつく時とそうでない時がある。
自分を一番縛る存在は、自分なのかもしれません。
私がそう気がつけるようになったのは、娘の存在が
あったからだと思います。
正確には、早く気がつけるようになったんです。
なぜなら、この子は常に自然体で過ごしているから。
重度の知的障がいを伴う自閉症児。
別に、親がレッテルを貼りたいわけではないのですが、
時にその診断名というか、どの位置に彼女がいるのかを
ある程度明確にしておいたほうが暮らしやすいこともありますので、
こう表現することもあります。
でも、基本はこの”障がい”もぜ~んぶ含めて彼女の個性だと、
私はいつも思っています。
確かに、健常のお子さんより・・・子育てはしにくいです。
でも、彼女にはなんの悪気もない。
だから親は怒らなくても良いのですが、
その特性による行動の、あまりの突飛さに、
いくら親でも冷静に対応できなかったりもします。
・・・それでも。
娘は、誰よりも人間的で素直でストレートな生き方をしている。
自然体で生きる。
それは、私に足りなかったもの。
それを気づかせてくれたのは、ほかの誰でもない彼女でした。
言葉にほとんど頼らず、
できることも多くはない。
外出するときは親だけでは手が足りず、必ず誰かの協力が要る。
おそらくは、大人になっても世間一般で言う”自立”は無理でしょう。
・・・それでも、やっぱり。
彼女は、私には到底真似できない、最高の笑顔を持っている。
その笑顔が私の心を救い、
常に行く先を照らす光となって、導いてくれるのです。
人生、面白いものです。
辛いこともいっぱいあるけど、
ほんの一瞬のできごとに心癒され、
ふっと心の枷が外れることがある。
(おかあさん、じんせいっていうものはさァ~。
そんなに みけんにしわよせて あるくもんじゃ
ないんじゃない~?)
・・・彼女の心の声が、聞こえます。
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