今日は、足の太陰脾経の経穴(ツボ)「三陰交」について
勉強したいと思います。
この経穴(ツボ)は、婦人雑誌の健康コーナーなどにも
よく登場しますね。 結構有名なツボです。
足の三つの「陰」の経絡(肝経、脾経、腎経)がこの場所で
交わっていることから、「三陰交」と命名されました。
*位置*
脛骨内側縁の後方、内果(内くるぶし)先端の上三寸です。
内果先端から上方へ、手の指4本分の所です。
*主治*
・片麻痺、中風、大腿内側痛
・頭顔面部の病症 咽喉、舌の痛みほか
・婦人科の病症 生理痛、生理不順、不妊、閉経ほか
・臓腑の病症 嘔吐、胃痛、消化不良、食欲不振
下痢、浮腫、体がだるく重いもの
泌尿器疾患など
・神志の病症 不眠、精神疲労、憂鬱感など
東洋医学では、「脾」は統血、「腎」は生殖、「肝」は蔵血を主ります。
この三つの「臓」の機能失調は、生殖器系の病症の主要な原因と
言われます。
そのため「三陰交」は各種の生殖器系の病症を主治することが
できるのです。
また本穴は、不眠、多夢、精神疲労にもよく使われています。
ではまた。。。