本物件の塗装見積もりは当初、鉄骨塗装でした。

その後、旦那さまが各方面からの情報収集を重ねられ、最終的にラムダ塗装を含む全体塗装へとお話しが進みました。

建築時に撥水加工は施されていたようですが、効果が薄れると同時に黒ずみが広がったようです。

特に雨の当たる鉄骨接合部は激しい苔とカビに浸食されていました。


高圧洗浄で打ち放し汚れはかなり改善しましましたが、ラムダの汚染損傷箇所はカビや苔の根が残り、高圧洗浄では限界がありました。


研磨と色暈しにて見事に復旧。
ランデックス特殊工法を使いました。


今回はランデックスコートWS疎水材No. 31ホワイトパール艶ありにて施工。

日照があると艶感の出る半艶仕上げ。

リブ部分は深みが増すような印象。

パールが1%入っているため、乳白色の塗料を混ぜるとキラキラと光る粉体が見えて塗る前から綺麗です。

塗ると気分が上がる仕上がり。


仕上がった壁面を眺めるのが大好きな私。
昔はこんな角度から親父とコーヒーを片手に語り合ったものです。

今は親父の遺志を胸に、形見のネックレスを下げて作業に当たっています。

余談はさておき、この写真ではまだ鉄骨と打ち放しは仕上がっておりません。


完全仕上がり後。
鉄骨はホワイト塗装でパキッと仕上げました。
打ち放しはランデックス特殊工法にて色斑調整。

大日技研さんがこの世界の先駆者で長い実績を持つ特許ホルダーです。
 
最近は安価な色斑調整塗装が各社から出されていますが、本職には敵わないなというのが、私が街で見た他社施工の印象です。



当方の色斑調整。

旦那さまのこうしたいというイメージを見誤り(笑)、一旦色斑調整したものの消し、旦那さまのこんな感じという印象を再現しました。

旦那様がこれこれとおっしゃってくださった時は嬉しかったですね。

私としても良い勉強になりました❗


最後になりますが、お忙しい中、毎日欠かさずお茶出しをしてくださった奥様、帰宅すると笑顔で挨拶をしてくれる息子様や娘様、当方の作業を信じてお仕事を依頼してくださった旦那様にこの場をお借りして改めて御礼申し上げます。

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