「日本経済は息が止まりそうな状況」元三菱総合研究所理事 | 千葉市議会議員 かばさわ洋平  GET BACK TO DEMOCRACY 

「日本経済は息が止まりそうな状況」元三菱総合研究所理事


テレビがあまり伝えてませんが、GDPの家計消費の落ち込みは年率19.2%減少です。過去20年で最悪の下落です。なんと戦後最悪を記録した第一次石油ショックが20%超の消費減少でそれに匹敵する落ち込みを記録してます。

イギリスの経済紙14日付フィナンシャルタイムズ社説では「日本のGDP収縮の最大の理由は消費税増税だ。安倍首相は資金力のある企業にもっと財政負担をさせ、家族の負担を軽くする方が賢明かもしれない」と指摘してます。世界の常識、経済の常識から逸脱した大企業優遇政策がアベノミクスです。

元三菱総合研究所理事も日本経済は息が止まりそうな状況と語ってます。


息が止まりそうな状況
元三菱総合研究所研究理事顧問  高橋乗宣さん


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赤旗日曜版 8/24

実質GDP、特に個人消費の減少は実質賃金の大幅減の反映です。駆け込み需要の反動減というには落ち込みが大きすぎます。今の日本経済は人間で言えば息が止まりそうな状況です。

企業の設備投資は海外向けが主流です。いまや、海外の生産拠点から商品を供給する構造になっており、日本から輸出が増える見込みはありません。つまり、消費だけでなく、従来の成長エンジンがひとつもなくなってしまった状況です。

アベノミクスは異次元金融緩和と称して為替を円安誘導しました。その結果はガソリンなどの価格高騰で国民生活を痛めつけただけです。新たな法人税減税を打ち出してますが、法人税を払える黒字企業は日本では3割。ごく一部の大企業が恩恵を受けるだけです。

アベノミクスでは経済が立ち直る見通しは立たないことです。