2015/04/05 上野女学院さくら組&いたずらマイク ミニワンマン@アメ横アイドル劇場 感想 | ステージの外

ステージの外

現場日記を書くまでが現場。

「上野女学院さくら組」さんと「いたずらマイク」さんの45分×2のワンマンライブを観てきた。
https://twitter.com/itazura_mike/status/583893454805008384

いたずらマイクは、上野女学院さくら組の部活動(放送部)という位置づけ。実質、さくら組のメンバーの一部がいたずらマイクとして出演するという感じかな。いたずらマイクは以前3曲くらい観たことがあって、さくら組としても観るのは今日が初めてだった。

いたずらマイクは「青春MIKE」のミュージックビデオを観て興味をもった。ほんとにおもしろいMVだと思う。



公式アカウントのライブレポ(写真)
https://twitter.com/Sakura_Grupe/status/584592533163937793
https://twitter.com/itazura_mike/status/584621998556360704


グループ全体と楽曲について。

上野女学院さくら組。
自己紹介でみんなが自分の学年を言い間違えまくってるのがかわいすぎだった。春のアイドル界にはこんな風情があるのか。
素直なアイドルソングという感じで、リラックスして楽しめた。

いたずらマイク。
やっぱりセーラー服の衣装がかわいい。かわいい女の子にセーラー服を着せて歌って踊らせるの、逆に反則に感じる。
さくら組も含めてほぼ知らない曲なんだけど、やっぱり「青春MIKE」は最高の楽曲だなあと思った。ふつうのマイクとロボットボイスのマイクの二本持ちで歌う楽曲。曲もふりもマイクの斬新なビジュアルも刺激的。前回観たときはマイクのエフェクトあまり意識できなかったけど、今日は「おおこれが」って感じで刺激を受けた。
「青春MIKE」がラストの曲で、最高に楽しくなって終われたのはよかったけど、やっぱりこういういたずらマイクならではの楽曲がせめてもう一曲あれば、ライブ全体の盛り上がり(自分の楽しめ具合)も変わってきそうだなあと期待してしまう(ほかの楽曲のいたずらマイクらしさにまだ自分が気づけてないだけかもしれないけど)。


印象に残ったメンバー。

ゆめちゃん(星川優夢ちゃん)。
「美少女だ」としかいえない美少女でまじで美少女だってなった。普段は端正な顔立ちで洗練された美少女って感じなんだけど、笑うと柔らかくてかわいらしい雰囲気になってこれもまた美少女だってなる。ほんとにこころから「笑ってくれてうれしい」「もっと笑ってほしい」という気持ちにさせてくる女の子。「玉のような」っていう表現がぴったり当てはまる。

こまり(駒形梨乃ちゃん)。
上野女学院さくら組にリーダーという肩書きのひとがいるのかどうか知らないけれど、今日のライブ全体をしっかりリードしてくれた大事な存在だった。順調にいかないところもあったメンバーをフォローしつつ、トークのネタとしても昇華してお客さんを楽しませながら進行してくれて、安心してライブを楽しめた。

るっちー(鈴木月ちゃん)。
るっちーは顔と名前を覚えている数少ないメンバーの一人でTwitterもフォローしているから、今日はもともと注目しようと思っていた(物販で見かけて「なんかつり目の子がいるなー」と気になってた)。でもそんなこととは無関係に、純粋にパフォーマンスを観て、今日一番魅力的なアイドルだと感じた。
セットリストやポジションを覚えられていなくてあたふたする姿のかわいらしさ。でも曲が始まったとたん誰よりも元気に楽しく踊る姿。ソロパートでのしっかりした歌声。途中でポニーテールがほどけてしまって髪を振り乱して踊る姿の新鮮さ(まだ観るの2回目だけど)。ずっとるっちーだけ観ていたいと感じた。
どんなにあたふたしてても、途中で失敗しても、まったく不安に感じなかった。たとえ何回失敗しても、るっちーはずっと元気に楽しく歌って踊り続けると信じられたから。そんなちからを感じるパフォーマンスだった。信じきって観るパフォーマンスって気持ちいいなあと思った。

ほかには、新メンバーの子たちのたどたどしいダンスがかわいらしかった。ほっとした気分になって、自分のへたくそなフリコピでもいいからもっと素直に楽しんで応援しようという気持ちになれた。

今日は別のイベントでいなかったけど、るなぴー(見上瑠那ちゃん)はMVで見て一番気になっていたので、またいるときに来たいなあと思う。


物販。

今日はライブだけ観てそそくさ帰るつもりだったんだけど、パフォーマンス観て、るっちーに一言感想を伝えたくなって、CDでも買って帰るかって途中で思ったんだけど、これはレアな髪型のるっちーと写真を撮れるチャンスなのでは、みたいな気持ち悪いこと考えてチェキにして、ついには物販が終わるまで居座ってしまった。

チェキは「青春MIKE」のなかのあるポーズで撮ってもらった。印象的なポーズだったのでうれしい。今日のるっちーのぽんこつっぷりも意識して提案したのだけれど、言葉選びが難しい(ぽんこつという言葉は使いたくない)のでそれは伝えなかった。前のサインと新しいサイン、あと裏に衝撃的なドラえもんを描いてもらった。

ダンスの元気のよさを伝えて「それだけが取り柄だから」と答えるるっちーが印象的だった。謙虚に自分のよさを認められているのって本当に立派だと思う。こんな愛くるしい女の子でも一人の表現者なんだなあと思った。



以下、個人的な雑感。


1500円で90分ライブ+フリードリンクなのはよかった。
慣れない現場だと椅子があるのいいなあと思う。座って楽しく観れた。
そういえばライブアイドル(←自分の認識で)のワンマンライブはこれが初めて。
(もちろんアイドルに依るんだろうけれど)和やかで温かい現場だなあと思った。

上野女学院って、名前的に「ふーん上野のローカルアイドルか」って感じなのに、なんか美少女が揃ってて、美少女を揃えることに注力しててパフォーマンスはあまり重視してないのかもなっていう先入観があった(同時に、「青春MIKE」みたいなすばらしい楽曲・MVをつくるところがそんなわけがない、とも)。
実際パフォーマンスでぐいぐい押していくタイプのアイドルグループでもないと思うし、まだまだ伸びしろのあるグループだと思うけれど、その伸びしろを感じさせてくれるだけのパフォーマンスを観ることができてうれしかった。(でもるっちーばかり観ていたのでもっといろんなメンバーも覚えていきたいなあと思う)
最初から最後まで「アイドルらしさ」みたいなものを感じられるライブだった。

物販の感想の続き。
物販のなかの雑談で、るっちーから衝撃的な名言(失言)がたくさん出てきて、なんだこのおもしろい子は、と感心した。
ほかの子たちもふつうのかわいらしい女の子たちで、ステージから降りたアイドルって(自分の思う)アイドルじゃない(魅力がある)んだなあって思った。そういう側面を知れるからこそ、ステージの上でパフォーマンスするアイドルの輝きをもっとみつけられるのだと思う。
どうでもいいけど、嬉嬉としてチェキを撮れてしまった自分に驚く(写真に写るのが嫌いなので)。「この髪型のこの子と」とか「この子とこのポーズで」とか「この今日の衣装で」とか「今日のあのパフォーマンスを観れたから」みたいな自分のなかでの物語が見出せれば、楽しくチェキ撮れるのかもなあと思った。撮りたいときに撮りたいチェキを撮ろうと思う。
あと微妙な話だけど、このグループの物販ってルールの明確さ(それ自体はいいことだけど)と最大単価の大きさから「お金のにおい」みたいなものを感じて不安感があったのだけれど、それは心配し過ぎだった。