今回はラムダというコンクリート押出成型板の初回塗装をご注文頂きました。

コンクリート押出成型板の不具合
①剥離事故の多い素材
②アルカリが強く出る素材、その対処に難
③下塗り選定を誤る業者さん過多


今回は素材の風合いをそのままに塗装することのできる大日技研工業製ランデックスコートを選定しました。

選定理由
①施主様のご要望(設計事務所様からの推薦)
②当方に施工経験がある
③コンクリート打ち放し色斑調整(特許)塗装のパイオニアであるメーカー
④エコマーク認定を受けた環境に優しく安全な塗料
⑤大規模コンクリート建造物に多数実績あり


塗ること自体は私がいつもしている作業ですが、塗装前の下地調整が肝になる(半透明のため汚れや補修痕等が目立つ)ため、通常よりも更に気を遣っての作業となります。

まずは洗浄。



乾燥後、残汚れは研磨調整をし、初めて塗装に移ります。


まずはコンクリート押出成型板対応の水性の専用下塗り材を塗ります。

乳白色樹脂ですが、塗ると透明に、艶感も出ます。

写真上部の艶感が出た箇所が下塗り後の塗り面になります。


乾燥後、仕上げとして半透明のカラー疎水材を塗ります。 

今回は真珠の粉が1%含有するホワイト。 
 
日に当たると少しキラキラする感じになります。 

ジョイントから手前が下塗り面、奥が疎水材一回目塗布です。



未塗布面

疎水材一回目塗布後

曇りでの撮影でしたが、晴天時のキラキラが楽しみでなりません。

さぁ、乾燥が終わったら二回目の塗布作業です❗

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