8月6日、甲子園が開幕。

4日目を終え九州の代表校では
福岡県代表の九州国際大学付属高校、
鹿児島県代表の鹿児島実業高校、
長崎県代表の創成館高校が初戦突破。

残念ながら
宮崎県代表の宮崎日大高校
大分県代表の明豊高校は初戦で涙を飲んだ。

どのチーム、どの選手にもドラマがある。
野球はけして一人では出来ない。
しかし、一人一人がそれぞれの役割を果たさなければ組織も支援者も機能しない。


怪我も恐れぬ、全力プレーに
日本人の心は熱くなる。
理屈抜きに、だ。


★★★

僕の高校野球最後の夏は大阪府大会、準々決勝で大阪桐蔭高校に逆転サヨナラ2ランホームランを打たれて敗れた。

悔しくて悔しくて、立ち上がれなかった。
敗北感、罪悪感、喪失感、、、
甲子園が終わるまでテレビで甲子園を見る事は無かった。
そしてボールを握ることも無かった。

僕は甲子園に行く事が目的ではなく
プロになる事が目的でPL学園野球部を選んだ。

しかし、全国から集まった野球エリートの仲間達と同じ時間を共有するうちに、甲子園に行きたくなった。

1年冬に左足を故障し、2年夏に手術。
故障してから半年間、スポーツ整形外科での診察を受けられなかったことで症状は悪化、福岡に戻り検査を受けたところ、即手術となった…。

僕の野球人生の中で、先にも後にもこの時の故障、故障後の判断ミスが一番の後悔である。

手術後約1年間、地道なリハビリに費やし3年夏にギリギリ投げられる様になりメンバー入りを果たした。

その長いリハビリの中、キャプテンの南健三(福岡出身)を始め仲間達に励まされて来たから、何としてでも甲子園に行きたかった。

正直、故障もあり実績を積めなかったのだから
プロへの道は半ば諦めかけていた。

それよりも甲子園、だった。

あの試合、日生球場のレフトスタンドで跳ねたボールを見ながら全てが終わったと思った。

☆☆☆


恩師、中村順司監督の言葉
「球道即人道」
野球の道は人の道(人生)である

野球には多くの人の人生が重なり合う。
甲子園で戦う彼ら一人一人にもドラマがある。
人生を賭けて戦っている選手もいる。
思う存分、最後まで戦い抜いて欲しい。
理屈抜きに楽しんで欲しいな。

甲子園でのこの素晴らしい出会いに感謝して。










o(・∀・)o 「ざぁぁぁっす。」


カラダと心をプロが鍛える野球教室