俳優の西島秀俊(43)らを起用したサッカーくじ「10億円ビッグ」のテレビCMに、邦人人質事件を連想させる人名やせりふが含まれていたとして、くじを運営する日本スポーツ振興センター(JSC)が28日に放送を取りやめたことが30日、分かった。後藤健二さんと同じ読みの「五島」という人物が登場するほか、「締め切り迫る」との言葉が入っていたためという。
また、東京MXテレビなどで放送されているアニメ「探偵歌劇 ミルキィホームズ TD」の製作委員会は第5話の放送を見合わせると発表した。31日から放送予定だった。放送に「身代金」や「誘拐」という言葉が登場するため。
※サンスポ・ドットコム1月31日05:01更新分より引用。
CM見てみたら、10億円当てた当選者の「五島(ごとう)」が、
人質になっている日本人ジャーナリストの「後藤(ごとう)」を連想させたり、
販売終了間近になると「締め切り迫る!」のテロップで煽りたてたりで、
CM作った関係各位が気の毒に思えたわ。
アニメだってそう。
「暗殺教室」(フジテレビ系深夜)では、第3話が放送休止に。
殺せんせー(CV:福山潤)が担当する3年E組に、
停学処分が解けた赤羽業(あかばね かるま/CV:岡本信彦)が編入してきた話ですが、
体育の授業シーンが、イスラム国構成員の訓練を連想させたり、
生徒が監視役兼体育教師の烏間(CV:杉田智和)相手に、
(訓練ではあるが)特殊プラスチック製のナイフを振りかざしたりと、
いかにも邦人人質事件を連想させる。
一方の「ミルキーホームズTD」は、邦人人質事件を連想させる言葉連発で、
パロディ化させかねないと判断したんでしょうね。
阪神淡路大震災、東日本大震災の時だってそう。
震災を連想させるシーンやセリフで、
被災者感情を逆なでさせかねないケースが多かったよな。
正直、「お前ら、いい加減にしろ!」って言いたくなるわ。
こんなの、日テレ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」での、
大みそか恒例になった「絶対に笑ってはいけない」シリーズと同レベルで、
番組作る、作品作る、CM作るも、怒られながらやる。
よりよいモノを作ろうと、時には一線を越える事だってある。
規制の範囲の中で、どうやって表現するか、頭を絞らなきゃアカン。
クリエイターはいわゆるサービス業。
どうやったら見ている人に楽しんでもらえるかが根底にあって、
最初から悪意なんて入れるのは、顧客に不快な思いをさせるだけ。
以ての外。
該当するCMやアニメのエピソードやって、
邦人人質事件の
発生前に作られたから、
修正するにしても手の施しようがない。
事件や震災を連想させるからって、放送を自粛しようは考えすぎ。
CMやアニメを見る側からしたら、見て嫌な思いをするくらいなら最初から見なきゃいいのに。
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