長い長い今回の公演も
次の仙台多賀城で折り返し。
細かな問題はライブにはつきものだが、
今回はチームワークも良く、
お互い支えあいながら
ようやくここまで来た。

 座長の松岡広大の存在が大きい。

主役である彼の役割は当然
他の誰よりも大きいし重い。
彼の出来の良し悪しが
この芝居を大きく左右する。
それを十分理解している。
その上で彼はチームの力を
強調する。

 カンパニーのほぼ最年少にも拘らず、
皆を束ねていくリーダーシップ。
誰よりも真摯に役と向かい合うその姿勢は
カンパニーの雰囲気にも影響を及ぼす。

 本番10分前に皆で円陣を組むのは
彼の提案。
そこで毎回新たな気持ちで臨む
皆との繋がりを確認する。
自然と芝居にも「 和 」が生まれ、
商業ベースの芝居にありがちな
単独プレーは今回どこにも見当たらない。

 皆が彼の為にひとつになろうと
前のめりに舞台に向かっていく。

 何度ものスタンディングオベーションは
決してフロックではない。
博多でも大阪でも

  「  皆、見て
見て
     嬉しくって足が震えてる 
 

と、君はとても喜んでみせたけど、
それが、スタッフもキャストも皆の力だと
君は思いやってくれたけど、
皆はその中心に君がいることを
ちゃんと知ってるからね


 あと半分頑張ろうぜ~