あなたが今戦っているものは? ブログネタ:あなたが今戦っているものは? 参加中 私は卓球!

こんにちは、卓球マニアのTOSHIです。

GIPSY☆TOSHI ♭\(∂_∂)/♯ の何でもアリ♪-1


「世界卓球2012」が大詰めです。世間はもうこの話題で持ち切り!
なワケないない。ヾ(- -;

マイナーなスポーツだし、クラ~いというイメージがあるし、知ってるのは福原愛ちゃんだけだし、というのが世間の相場というもの。実際、野球、サッカーなんかに比べると、うんとマイナーだし、室内のクラ~いところでクラ~い色のユニフォームを着てやってるのは事実だし、僕も福原愛以外に数人、知ってるだけだし、有名人の卓球ファンも自分の事をファンと呼ばずにマニアと呼んでるし…(イジイジ)。

「世界卓球」(世界卓球選手権2012ドルトムント大会)は、3/25(日)~4/1(日)の日程で開催されています。そう、あと2日! テレビ東京系列で放送されていますので、お時間のある方はちょっと見て頂けたらな、と思う次第です。

★ 3/31(土)
  夜7:00~8:54/深夜0:50~3:54 男女準決勝
★ 4/1(日)
  夜9:54~11:24/深夜1:35~2:35 男女決勝


僕が卓球を始めたのは4~5年前。そんなほぼ初心者の僕が、恥ずかしげもなく、卓球の見どころみたいなのを解説させて頂くというのが今日の記事の内容です。ま、初心者と言っても、持ち前の運動神経のおかげで一昨年、昨年と、市の大会で3位のメダルをもらってんだけどね。

GIPSY☆TOSHI ♭\(∂_∂)/♯ の何でもアリ♪-2

あー、すいません。ホラ、吹きましたー。僕が出場したのは、ラージボールという試合で、しかもマイナーな大会でしたー。(x_x;)
ラージボールというのは、愛ちゃんがやってる硬式と違って、球の速度が遅くて初心者に優しくて、ソフトテニスみたいなもので硬式テニスと違って…みたいな解説は省略。ラージと硬式と言っても、基本は同じなので、解説させて下さいっ、お願いしますっ!o(;△;)o ←ナゼナク


卓球の魅力・見どころは、次の言葉に集約されていると言っても過言ではない。
「卓球とは、100メートル競走で全力疾走しながらチェスをするようなものである。」
(荻村伊知朗、世界卓球1954&1956優勝者)

GIPSY☆TOSHI ♭\(∂_∂)/♯ の何でもアリ♪-3

うーん、よく分からない…でしょ。実際、テレビ東京のCMでも、この言葉が矮小化されて(曲解されて)、
「卓球は相手を欺く心理戦」
みたいに流れてたから、CM制作サイドは分かってない。そういうこと言うから、卓球はネクラとか、陰湿とか、汚いとか、サイテーとか(そこまでは言ってないか)、言われちゃうんだな。(ノ_・。)

たとえて言うなら、野球のピッチャー&キャッチャーがバッターに対戦するとき、一球一球考えながら、
「まず、内角高めのカーブでバッターをのけぞらせておいて、次に外角低めのストレートで空振り三振を取る」
みたいな、言わば、
「次の一手のための布石を敷く」
というのが、「卓球は、チェスをするようなもの」というのにあたる。卓球の場合、こういうのを瞬間、瞬間に判断してプレーするので、それが「100メートル競走で全力疾走しながら」という表現になるわけ。


じゃ、実際、卓球自身でどういう布石が打たれているか、単純な例で説明するね♪ たとえば、
#1.サーブをするとき、ボールの右をこすって回転をかける。
#2.そうすると、相手が普通に返すと、ボールは自分の右側(右利きの場合、フォアハンド)に飛んで来ることになる。
#3.そうしてフォアに返って来たボールをスマッシュ! 
つまり、自分がスマッシュしやすいように、前に布石を敷いておくというわけです。サーブの場合、この布石からの攻撃が顕著なので、「三球目攻撃」というのが専門用語になっています(1球目=自分のサーブ、2球目=相手のレシーブ、3球目=自分のスマッシュ)。

「おいおい、相手がレシーブしたボールがどこに来るか、そんなのあらかじめ分かるもんか。」
と思うかも知れないけど、基本は分かる。なぜなら、ボールの運動には「物理の法則」が成り立つから。じっくりと考えればたぶん分かると思うけれど、もう一度言うと、ボールの右側をこすると、ボールはカーブの回転をしながら飛んで行く(実際に曲がらなくても)。それを壁に当てたとすると、カーブ回転のボールは跳ね返るとき、100%の確率で自分から見て右側に反射する。相手選手は壁ではないので、右にコースアウトしないように返して来るけれど、高い確率でボールは自分の右側に返って来る。こうして、自分が考えた通りの(近い状態の)結果が起こる。ビリヤードも同じようなもんだけど、自分の考えた通りにボールが動くというのが卓球の魅力なんです。

GIPSY☆TOSHI ♭\(∂_∂)/♯ の何でもアリ♪-4

もちろん、実際はここまで単純でなく、相手は自分のサーブの回転をとっさに判断して対応するから、バックハンドにも返って来る。でもそこは、ボールの回転だけでも右回転、左回転、上回転、下回転、その組み合わせ(右下とか)、さらに無回転(ナックル)があるから、相手に分からないように、次の攻撃のための布石を敷く。

サーブだけでなく、ラリーの途中でも、回転量を変化させたりする。上回転(ドライブボール)をキツめにすると、それまで対応できていた相手のボールは上に行ってオーバーしてアウトになるとか。下回転(カット、ツッツキ)を入れると相手も下回転で対応するけど、それをし過ぎるように仕向ければボールが浮くのでスマッシュしやすくなるとか。

ボールの回転以外に、コース取り(相手のフォアに打つか、バックに打つか、ミドルに打つか)、ボールの長さ(相手コートの前に打つか、後ろに打つか)もカラめると、考えることはむちゃくちゃたくさんある。ほんとにチェスみたいに頭を使うわけです。それも瞬間的に!


上で確率という言葉を出したけれど、もうひとつ言うと、卓球は、
「確率の競技」
でもあります。卓球の試合を見てると、両者、なかなか攻撃に出ないでラリーが続くことがある。
「なんで、スマッシュ、打たないんだっ!」
と叫んでるそこのアナタ。チッ、チッ、チッ。(* ̄▽ ̄)"b"

卓球には打てる(攻撃に出ることが出来る)ボールと、打てないボールがあります。一見、何でもないようなボールでも、たとえば下回転がキツいとそのままスマッシュするとポトリと下に落ちてしまったりする(ネットにかかってしまう)。そんなときは、じっと我慢して打てるボールを待つ。そうして、スマッシュしてもミスしない確率が高いボールを見極める。厳しい攻撃をすることはミスする確率も高いから、その兼ね合いを考えながら攻めるというのが、卓球の別の側面なんです。

また、チェスや将棋と同様、相手のある競技ではつきものだけど、まずは定石通り(物理法則通り)のことがあり、次にそれから外れた部分を、確率でもって補う。簡単に言えば「読み」だけど、前々からヤマを張ると裏をかかれるから、「決め打ち」というのはダメだったりする。自分がこういうボールを打ったから、相手のボールの種類(回転、コース、長短)はこうなる確率が高い、みたいなことを瞬間、瞬間に考えながら対応する。ほら、全力疾走しながらチェスしてるでしょ?


卓球はこんなふうに相当、頭を使う競技なので、「おべんきょう」が結構、大切だったりする。僕がどうやって短期間にある程度、上達したかと言うと、卓球の雑誌なんかを読み漁ったからなんですねー。(*^^)v
「卓球王国」という超マイナーな雑誌があるんだけど、年間購読して、それでも足りないからバックナンバーをヤフオクで12冊¥1,000とかで落札して買いました。特に役に立つのは特集記事で、数年通して眺めると、同じような内容の特集が繰り返し登場します(これはパソコン専門誌とかと一緒)。そういった特集記事を切り取って、自分用の教科書、作っちゃいました。(‐^▽^‐)

GIPSY☆TOSHI ♭\(∂_∂)/♯ の何でもアリ♪-5


あとは、毎日昼休み1時間、遊びながら練習する。午前中、ぼーっとしてても、卓球で頭を使うと、午後の仕事がはかどる、はかどる~!

GIPSY☆TOSHI ♭\(∂_∂)/♯ の何でもアリ♪-6

そうは言っても、子供の時から学校の部活とかでやってた元選手には太刀打ちできないんだけどね。だって、敵(?)はコーチや上級者にその都度、矯正してもらいながら体で覚えてんだもん。僕も、たまに地域のクラブチームの練習(もちろん硬式!)に参加させてもらうけど、やっぱり上級者に教えてもらうと違うなぁと思います。


ま、僕の個人的なことはさておいても、卓球がいかに頭脳競技か理解してもらうと、世界卓球を見る目が変わるのではないでしょうか?
「石川佳純(かすみ)ちゃん、カワユー♪」
で、見てもいいんだけどね。(〃∇〃)

GIPSY☆TOSHI ♭\(∂_∂)/♯ の何でもアリ♪-7



あらすじキーワード: 
世界卓球 卓球マニア チェス 全力疾走 布石 三球目攻撃 物理法則 回転 コース取り ボールの長さ 確率 卓球王国 福原愛 石川佳純