当方での最新主流養生材(マスキング)です。

上から三種がカモ井加工紙製。
水色は楓(カエデ) 弱粘着
青色はサスケ 中粘着
橙色は弁慶 強粘着

下二種は日東電工製。
ペイントエースA 弱粘着 
ペイントクイーン 中粘着

そしてペンキぬりたてはカモ井加工紙製。

カモイ加工紙と言えばマステブームを牽引するメーカーとしても有名ですが、
http://www.masking-tape.jp/
私の印象は紙テープでリシン等の粗面接着のできるテープを開発したメーカー。

大昔に展示会で試し貼りした時の感動は今でも忘れられません。


さて、複数種扱うのは作業性と粘着性、糊残りリスクを考えるから。

外部養生の場合、紫外線・日射による温度上昇・降雨にさらされることにより、テープ本体と糊が解離して養生対象箇所(窓枠等)にテープの糊が転写されてしまうことがあります。

この糊残りは非常に厄介で除去も大変。

なら粘度が環境で変化しにくい低粘着のテープにすればとなりますが、細かい埃でも貼り付かなくなり作業性や養生安定性低下、湿気での剥がれ、塗料の漏れ等を引き起こします。

そこで、用途や場所に合わせて強・中・弱粘度のテープを使い分けることが完璧な養生への第一歩。

各社糊残りのない設計をしていますが、長期養生や日射箇所の養生は適材適所の養生材を使い分けます。

和紙が切れにくいペイントエースや弁慶は私のところではシーリングや直線性を優先する養生に。

楓やペイントエースはテープの繰り出しがよく、手でも容易にカットできるため、サッシなどの一般養生。

弁慶や写真にはありませんがペイントキングはガムテープに匹敵する強い粘着性と糊残り軽減性があるため、漏れてはいけない箇所、埃の起こりやすく粘着性が必要な箇所、土間面等に使用しています。

適材適所で作業の効率と養生安定性を両立しながら、当方では作業を進めています。

http://www.tsuboi-toko.net/