週刊新潮 なぜか疎外されている「集団的自衛権は合憲」の憲法学者座談会~違憲学者は根拠を示せない! | チャンネルくららブログ
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週刊新潮 2015.7.30号
なぜか疎外されている「集団的自衛権は合憲」の憲法学者座談会

(一部引用します)
「戦争に備えることは、平和を守る最も有効な手段の一つである」
 アメリカ合衆国の初代大統領、ジョージ・ワシントンの言葉は、決して他人事ではない。戦後70年間、日本は戦争とは無縁に過ごしてきたが、一方で東アジアを取り巻く安全保障環境は大きく様変わりしているからだ。

 昨年7月、安倍内閣は「集団的自衛権」の限定的行使の容認を閣議決定し、従来の「保有はするが行使はできない」との政府解釈を「限定的に行使できる」と変更した。
 集団的自衛権とは、「自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃されていないにもかかわらず、実力をもって阻止する国際法上の権利」とされている。
 ところが、6月4日に行われた衆議院憲法審査会では、参考人として招致された3人の憲法学者が揃って「集団的自衛権は憲法違反」との見解を表明したことで、俄に注目が集まっている。
(中略)

論拠を示さぬ違憲学者
浅野善治大東文化大学大学院法務研究科教授
確かに「違憲」とする憲法学者は多いですが、では具体的にどんな点が問題なのかについて、
きちんと論拠にもとづいて説明している学者はほとんど、いや、全くいないと言っていい。

長尾一紘中央大学名誉教授
かつて、自衛隊の存在が違憲と主張された時代がありました。いまや自衛隊は国民の間に根付いた組織で、時流に敏感な学者たちはもはや“自衛隊は違憲”と言いません。この度の参考人からは、彼らの自衛権に関する考えは余り変わっていないと感じました。

(中略)
個別的自衛権は認めないのに自衛隊の存在は認める長谷部教授
長尾
長谷部教授はかつて「独立国に固有の自衛権が存在するという議論はさほど説得力があるものではない」と発言していますが、一方で自衛隊は合憲との立場です。個別的自衛権の存在に懐疑的なのに、自衛隊の存在は認めるという不思議な主張もしています。

無節操な小林節教授
百地章日本大学法学部教授
小林教授にしても、集団的自衛権の行使について08年には「集団的自衛権は海外派兵と当然の前提にしている。この点で集団的自衛権の行使は上述の憲法上の禁止に触れてしまう」から違憲と発言。ところが13年には「自衛権を持つ独立主権国家が『個別的自衛権』と『集団的自衛権』の両方を持っている考えるのは、国際法の常識です。(中略)改めて『日本は集団的自衛権を持っている』と解釈を変更するべきでしょう」と合憲に傾いた。翌14年には「現行憲法の条文をそのままにして、解釈の変更として集団的自衛権の行使を解禁することは、私は無理だと思う」と再び「違憲」と言い出した。
彼の無節操ぶりには開いた口が塞がりませんよ。
(中略)

彼らは根拠を示さないのではなく示せない
百地
彼らは根拠を示さないのではなく、示せないんです。9条2項の「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権はこれを認めない」の一文を読んで思考が停止しているんでしょう。現時点で集団的自衛権の行使は違憲とする憲法学者が多いのは事実ですが、合憲か違憲かは学者の数の問題ではありません。あくまでどんな法理を根拠にしているかという「質」の問題です。

そも集団的自衛権は国際法上の権利で、国連憲章51条にも「個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない」と明記されており、全ての国連加盟国に認められています。憲法でその行使を禁止することは可能ですが、日本国憲法も禁止していない。だから当然行使できるのです。とはいえ、憲法には9条の規定がありますから、例えば交戦権の行使はあくまで自衛権の行使の場合に限られるなどの制約が出てくることはやむを得ない。そのため政府は「限定的な行使の容認」としたのでしょう。
(引用ここまで)

□国際法違反の押し付け日本国憲法を守り続ける東大法学部!
どうにも正当化できない日本国憲法が日本に根付いたのは日本人の中にこの憲法を根付かせる勢力が存在したからです。
それが宮沢俊義教授を頂点とする東京大学法学部です。

□諸外国と比べて特異な東大憲法学

日本弱体化を図りたい占領軍にとって、宮沢俊義教授は重宝すべき人でした。国際法的に無理があり、日本の伝統にそぐわない日本国憲法を、日本人で正当化してくれるのですから、宮沢教授の地位の向上こそが日本弱体化の最適手段です。占領軍と宮沢教授の利害は一致しました。

引用:誰が殺した? 日本国憲法!/講談社



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