ちょいよしNO.1337
いつかできることは、すべて今日でもできる
今日のちょいよし本
会社では教えてくれない仕事のルール/クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
Amazon紹介
正しく評価されているのだろうか、何のために働いているのだろうか、今の会社で本当にいいのだろうか、あなたの迷いを晴らします
目次
第1章 あなたの市場価値、キャリアについてもう一度見直す
第2章 どんな会社でも通用する人の考え方
第3章 どんな会社でも通用する人の仕事の習慣
第4章 これだけは徹底して欲しいポータブルスキル
拝読のきっかけ
タイトルを見て、「知らないこと、いっぱいあるかな~」と思って購入しました
「知りたい!」という思いが沸々と湧いてきました
あれっ?
本書を読み始めて1分
「あれっ、これ転職本だったかな?」と首を傾げた・・・
冒頭から「市場価値」について強く言及してあるものですから
「会社では教えてくれないコツ」を学び、組織の中で成功することについて内向的に書いてあるのだろうと思って読み始めたのですが、予想と違って「社会に対する市場価値を高めろ」と外向的なことをいうのです
言われてみればもっともなこと
仕事に取り組むにあたって、そこで身につけるスキルが「どこに行っても通用するものなのか?」と問うのはとても重要なことです
普段、私たちはこのことを忘れてしまっています
それどころか、意識したことすらない人も多いのではないでしょうか
社内でしか通用しない〝ウデ〟ではそこで飼殺しになってしまいます
古い言葉をつかうなら「社畜」です・・・
市場価値を高めてもらっては困る?
本書が言う「会社の本音」が空恐ろしい・・・
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▷会社は、社員がどんな会社でも食べていけるように教育・研修や人事異動をしているわけではありません。あくまでも会社の中でしっかりと働いてもらい、社内で一人前になってもらうことが前提になっているのです。社員には市場価値を高めてはもらいたいものの、他へ転職できるくらい高めてもらったら本来は困るのです
だから、ちゃんと教えないのか~
だから、自分でもできないことを平気で教える研修講師がいるのか~
うんうん、納得
会社は、「自社の利益に結びつかないことは教えてくれない」と本書は言います
例として「転職スキル」をあげていますが、もっともですよね
あなたには次の3つが必要だそうですよ
・自分の考え方、スタンス
・ビジネスにおける筋力(ポータブルスキル)
・市場価値が高い状態になること
これらの裏を考えると次のようになるでしょうか
・言いなり、指示待ち
・基礎的なビジネススキルが不足
・他社の人から「うちに来ても即戦力だね」と言ってもらえない
与えられたるもの
では、みやちゃんの魂を揺さぶってくれた言葉を一つ取り上げます
▷与えられたるものを受けよ。与えられたるものを活かせ(エピテトス/哲学者)
この言葉、重いです
あなたに与えられているものはなんですか?
命―寿命
そう・・・限られた〝時間〟
これを使って何をするかはあなた次第
↓↓↓
<月マガ連載の「RiN(リン)」より>
主人公伏見紀人はプロの漫画家を目指しています
母や姉が体の組織が徐々に壊れ動かなくるという難病を遺伝的に発病
母は亡くなり、姉は闘病中
自身もいつそうなるかわからない・・・
ふらふらと落ち着かない、どこか集中できない出来ない紀人であったが、時間の、命の貴重さに気づき、心のスイッチが入れ替わる
そうして出た言葉が上のシーンです
今日のちょいよし
いつかできることは、すべて今日でもできる
モンテーニュの言葉です
これを知ってみやちゃんは思います
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世の中で最も贅沢なことは大金を使うことではない、時間をムダに過ごすことだ