明日右肘内側側副靭帯移植手術を行ってきます。


右手首にある腱を肘に移植します。


復帰までは一年になります。






思い起こせば小、中、高と痛みに弱く身体を痛めやすい体質でした。



それが2005年にプロ入りし今まで10年たくさん投げてきたと思います。


プロ2年目の途中までは身体的、精神的にも弱かったですが色々自分で気付けた事で色々工夫し、ここまで来られました。


そしてそれを支えてくれたのが身体、特に右腕でした。


ファンの方々に見せてきた色々な姿も全てこの右腕があったからこそでした。


その右肘の靭帯と共に生きるのも今夜が最後です。


寂しいですが、残念ではありません。



こんなとこまで連れて来てくれたのですからもう本当に感謝しかありません。



それと同時に自分の中では何か一つの終わりを感じています。



手術が終われば何かが終わり、また新たなものが始まると思います。



この手術は100パーセント帰ってこられるわけではありません。


帰ってこられない可能性もあるのです。



ただ強がりではなく不安も怖さもありません。



20歳の時に決めた事があります。



「いつ終わってもいいようにどんな事にも妥協だけはしないでおこう。」です。



それを今まで1日たりとも欠かさず守ってきました。



なので今までの野球人生に悔いはないのです。



もちろんファンの皆さんの前に戻りたい気持ちはあるので、色々な事を試しながら最大限の努力はします。



ですが今の正直な心境は落ち着いていて、前を向いてしかいないと言うことです。



次に見る「ダルビッシュ有」は前より強いかもしれませんし、弱いかもしれません。


その”結果”がどうであれ”結果”に向かうリハビリと言う”過程”においては絶対妥協はしませんし、タダでは手術はしません。


これは”ダルビッシュ有の始まり”か”ダルビッシュ有の終わり”かはまだ判別がつきません。


ただ愛する”野球界の発展”に繋がる事は確実だと考えています。


今まで応援してくださった方々、本当にありがとうございました。


明日の手術頑張ってきます。


自分は生まれ変わってもまたこの靭帯と一緒になりたいです。


今までありがとう(^^)