赤褐色の美しい肌に、オシャレな装い。
「世界で一番美しい民族」と言われているヒンバ族。
会いたくて会いたくて・・・
震える前に会いに来ちゃった、お話です。笑
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2014年10月17日~2014年10月26日
Republic of Namibia(ナミビア共和国)
10月20日 Opuwo→Himba village(ヒンバ村)
約2000年間、ライフスタイルが変わっていないというヒンバ族。
本当だろうか・・・
彼らが暮らす村はOpuwoから少し離れた場所にあります。
ヒンバ村を訪ねるための手順はこんな感じ。
1.村からオプヲの町に出稼ぎや買い物に来ている人を探す
2.村で暮らすヒンバ族のみなさんへのお土産を買う
3.ヒンバ村までの運転手を探す
まずは村まで連れて行ってくれる人探し!
Opuwoにはエリザベスという有名なヒンバ村案内人がいるらしい。
いつも町で一番大きいスーパーの前でお土産を売っているとのことですが
… えっと、、いないね。
聞くと、エリザベスさんは体調を崩してきょうは来ていないんだという。
「ヒンバ族に会いたくて会いたくて会いたくて日本から来たんです!!!!!」
するとエリザベスさんの妹リンダさんと娘スレリーちゃんが案内してくれることに!!
とっても明るいリンダさん。
可愛い♡
案内料は一人N$100~。
近くの村に行く、遠くの村に行く、他の民族の村にも行くなどオプションもあり。
基本的には日帰りだそうですが今回はお泊まりOKな村を依頼。
ドライバーさんには村まで送ってもらって、
翌朝迎えに来てもらうようにお願いしました。
続いては、お土産調達。
食パン、砂糖、お菓子、トウモロコシの粉など
スーパーでヒンバ族のみなさんに渡すお土産を購入。
さ、いざ、ヒンバ村へ!
オプヲの町から車で30~40分。
未舗装のガタガタ道を走っていると
途中で道をそれて、草むらの方に入って行く。。。
何の目印もない。これは案内人なしでは絶対に辿りつけないと思う。
木々の間を通り、デコボコした地面を進んでいくと、、、
突如、ヒンバ村が出現!!
木の囲いの中に、土や木でつくられた家が見えます。
まずはご挨拶。
なんと!
ウェルカムドリンクならぬ、ウェルカム・オカ!!笑
オカは赤石を削った粉と牛の脂を混ぜたボディークリームのようなもので
乾燥や日差しから肌を守ったり、虫よけにもなるらしい。
これがね、いい香り! 塗るとしっとり、バターのような甘い香りがします。
続いて見せてくれたのは
一生、お風呂に入らないというヒンバ族。
乾燥地帯で暮らすヒンバ族にとって水はとても貴重なもの。
代わりに香木を炊いて、念入りにその香りと煙を体中にまとっています。
ヒンバガールは牛やヤギの皮で作った布をスカートのように巻き、上半身は裸。
ヘアスタイルも独特! 髪の毛にもオカを塗っています。
足首には、金属のアンクレット。
既婚・未婚、子供の数などによって違うんだそう。
ヒンバ族の女性はお胸よりも足首を出す方が恥ずかしいそうです♡
頭のてっぺんから足首まで数キロにも及ぶアクセサリーを身にまとっています!
小学校の運動場ぐらいの広さの村の中には、
家があったり
中はこんな感じ。
3畳ほどのスペースにお布団を敷いて寝ています。
牛、ヤギ、ロバを飼育するスペースがあったり。
ので、村の中の地面はこんな感じ。
ヒンバ族は遊牧民族。
男性は家畜の放牧や狩りに出ているため、ほとんど村にはいません。
女性の仕事は家事と子育て。
一夫多妻制で、子供はみんなで大切に育てている感じ。
おしゃべりしながらアクセサリーを作ったり
女子ノリではしゃぐ姿が可愛い♡
なぜかみんなやたらと髪の毛を編んでくる。笑
めっちゃキレイな三つ編み!!!
ヒンバボーイと
“タンクの蓋を開けては締め、締めては開ける”という謎の遊びをしたり。笑
団らんタイム。みんな仲良し♪
ダンスタイム!
あ、このダンスは案内料とは別にお金取られます!
払う金額によって、ヒンバ族のみなさんの機嫌が変わり、
披露されるダンスも変わります!!笑
ダンスのあとは、ごはんタイム♪
家に料理するスペースはないので外で作って食べます。
トウモロコシの粉をお湯で溶いて、粘りが出るまで練る! 混ぜる!!
Polidge(ポリッジ)と呼ばれるもので、アフリカ南部の主食。
味がないものなので、何かおかずと一緒に食べます。
このときはトマト缶を温めたソースに
手にとって丸めた固めのポリッジをつけていただきました。
ごはんのあとは、
火を囲みながらおしゃべり。
ヒンバ族さんって表情豊かで、ほんとよくしゃべるし、よく笑う!
言葉は分からなくても、
嬉しいとか、面倒くさい~とか、感情が素直に伝わってくる。
そんな溢れる人間臭さが愛おしくてたまらない。
2000年間ライフスタイルを変えていないというのは本当だった。
彼女たちは本当に今も裸のまま暮らし、
村の生活環境や道具はほとんどが木や土など自然のものによる手作り。
電気もガスも水道もない。
遊牧しながら、基本的には自給自足の暮らし。
文明の便利さを知らないわけではない。
気付いていながら、誇りをもって、この暮らしを続けている。
大自然とともに、真っ直ぐに生きている。
ふと見上げると
夜空には、天の川が虹のようにかかっている。
一つ一つの星の輝きも強く、今まで見たどんな星空よりも綺麗だった。
夜空も、ヒンバ族も、見るもの聞くもの全てがあまりに美しくて
自然と涙がこぼれた。
【宿情報】
持参したテント。
テントを立てるときも畳むときも子供たちが手伝ってくれました!
外国人が訪れることができる少数民族の村って観光化されてしまっていることが多くて
それは訪れるが故のことなので難しいんですが
ヒンバ村は違いました。
ただ、年々遊牧する環境も厳しくなっていて
今は政府の保護を受けながら生活。
あと10年ぐらいでリアルなヒンバ族はいなくなると言われているんだそう。