理論ヒトde学 時の淘汰篇 | 江口昌記の 月のうさぎ

理論ヒトde学 時の淘汰篇

人は時を過ごすにしたがって
分岐選択を繰り返し
自分をカタヨッタ存在にしてゆく

他力であろうが
自力であろうが
人格の底は淘汰され
形成の岸は削られて
為してゆく

つまりはウネリ氾濫する
生ける河川の彫像なのだ

人らしい人というのは
生まれた刹那の素材のみである

そしていつしか人は
天然自然には存在しえないある意味の
造形妖怪ともいえる形状に為されていく

とどのつまりの成れの果て
人は生まれてから「人デナシ」にまっしぐら
なのだ

聖人といわれようと
堕人と呼ばれようと

生まれてから人は
「死」にまっしぐらにダイブしているように

なるほどそれなら
腑に落ちることが

タックサン
タックサン

アルんだゼ。





理論ヒトde学 時の淘汰篇

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1622014