日本を代表する、いや、世界の企業の一つである東芝が、不正な会計処理を、しかも歴代社長の指示のもとに行われていたと第三者委員会が昨日発表している。なんということか。企業倫理はどこに行ってしまったのか。

 東芝と言えば土光敏夫社長が想い出されるが、土光さんは「めざしと漬物」と言われるほど質素を旨とした。立派な先人に、歴代3社長はどんな報告をするのか。

 政治家が不祥事を起こすと経済界挙げてことのよしあしに係らず批判してくる。経済界の中から東芝に対し、厳しい言葉は今のところ聞こえてこない。間違った仲間意識が働いているのか。

 いずれにせよ、身勝手な判断、やり方は断罪されなくてはならない。

 私企業である以上、利益の追求は当然である。しかし、実績のないことを作り上げてはならない。こんな指示をした社長はトップに就くのが間違っている。また、社長にしたのも論外である。

 東芝がこれからどのように信用回復するのか注目したい。

 米国とキューバが54年振りに大使館を再開し、国交回復した。外交は生き物とつくづく思う。キューバ、中南米を巡ってはロシア・中国も大きな関心を有している。

 アメリカがこのタイミングでカードを切ったことは、裏を返せば、アメリカの力もかつての世界の警察国家と言われたアメリカではないということでもある。

 世界が動いている時、我が日本はどうであろうか。戦後70年、節目の年、北方領土問題解決の為、日露関係のダイナミックな展開を願ってやまない。

 朝の便で神戸に飛び、11時からサンテレビ「カツヤマサヒコSHOW」収録。関西地区のみの放送で、9月5日土曜日23時半から24時半までの放送予定である。

 18時半より明石地区の私の神戸後援会の会合。3年振りの会合で、懐かしい、お世話になっている皆さんに心から感謝、お礼申し上げた次第である。人間関係にただただ有難い限りであった。